食道狭窄 瘢痕性狭窄

けいれん 食道の筋肉

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★ 食道狭窄

 どんな病気か
 食道狭窄は、一つの症状名で、食道が狭くなった状態をいう。原因には次のようなものがある。

@ 先天性のもの
 主として奇形による場合である。

A 炎症性のもの
 強い酸や強いアルカリのような腐食性の薬品をあやまって飲んで、その傷がなおったあと粘膜が収縮してできる瘢痕のために起きる(瘢痕性狭窄)。

B けいれん性のもの
 食道の筋肉(食道の下部、特に胃の入り口に多い)がけいれんして起きる。

C 弛緩性のもの
 けいれん性のものとは逆に、食道に筋肉の緊張がなくなったり、麻痺したりして食物の通りが悪くなる。

D 特発性食道拡張症によるもの

E 腫瘍によるもの
 食道がん・肉腫などの悪性腫瘍のほか、ポリープ・線維腫・脂肪腫・筋腫などの良性腫瘍によっても起きる。

F 異物によるもの
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 あやまって義歯、硬貨、安全ピン、はり、魚の骨などを飲みこんで食道壁に引っ掛かったために起きる。

G 食道外部からの圧迫によるもの
 大動脈瘤や縦隔洞腫瘍(食道外周辺の胸腔にできたもの)などによって外から食道が圧迫されて起きる。

 症状
@ 食物の通過障害
 最初にあらわれるもっとも重要な症状である。

A 嚥下痛、胸痛、背痛
 炎症性、異物、一部の食道がんなどによる場合は、嚥下痛や、胸痛、背痛などの痛みではじまることもある。

B 嘔吐
 通過障害がひどくなると嘔吐したり、食物が気管から肺に入ってしまって起きる嚥下肺炎を起こしたりする。

C 栄養障害
 放置すれば栄養障害から衰弱をきたし死亡することがある。

 治療
@ 早期診断、早期治療が必要
 はやく医師に見せて検査を受ける。

A 先天性のもの
 ブジー(拡張器)を入れて徐々に拡張する。

B 瘢痕性狭窄
 ブジーによる拡張を行なう。効果のない場合や程度の強いものは、せまくなったところを切除する。

C 弛緩性のもの
 食道の筋肉の緊張や運動を高めるワゴスチグミン、ベサコリンの注射や内服を行なう。ビタミンB1を大量に使用することもよい。

D 腫瘍によるもの
 腫瘍の性質(悪性か良性か)や大きさにもよるが、早期の外科的手術が必要である。

E 異物によるもの
 食道鏡を使って目で見ながら異物をつまみ、除去する。
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F 外部の圧迫によるもの
 もとになる病気を治療しなければならないが、だいたい外科的手術が必要となる。
 



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