胃腸の病気 腸ディスキネジー

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★ 腸ディスキネジー

 腸ディスキネジーも精神的因子が強く関与する病気で、胃神経症とともに注目されている。

 どんな病気か
@ 日本語に直せば、腸機能異常ということになり、腸自身に炎症とか潰瘍などの病気がないにもかかわらず、腸の働きが異常になる病気で、腸の運動が亢進する場合が多い。

A 前述の機能異常は、精神的のストレス、感情の変調が原因で起きるもので腸神経症ともいわれている。

B 我々も日常、不愉快や不安なことがあると、食欲がなくなったり、下痢をしたりすることがある。こういう症状が、さらに進むと、ストレスや感情の変調のために起きた症状が胃に固定したり(胃神経症)、腸に固定したり(腸神経症)する。

C 腸神経症は、大腸に起きる場合が多く、大腸機能異常による症状がおもに出てくる。

D 腸神経症は、学者によりいろいろな命名のしかたがあり、症状に応じて過敏性大腸・痙攣性大腸・神経性下痢症・粘液疝痛などの病名が付けられている。

 症状
 おもな症状は下痢、便秘、腹痛であるが、次の3型に分類される。

 大腸けいれん症
@ 下腹部痛
 不規則な間隔で、繰り返し起こり、痛みの程度のいろいろである。おもに左下腹部に痛みの起きることが多く、その場所にやわらかい腸詰様のはれものをふれることが多い。
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 ときには右下腹部痛を起こし、虫垂炎とまぎらわしくなったり、右上腹部痛のときは胆嚢炎に似た症状となる。

 排便前に起こり、排便や放屁により、痛みが軽くなるのが特徴。

A 便通異常
 おもに下痢と便秘が交互にあらわれ、固形便の時は、ウサギのふんや鉛筆状の糞で、軟便のときも細く少ないことが多い。

Bその他
 下腹部の膨満感を起こしたり、大腸の中にガスが多くなるために、腹なりを発したり、また、もたれ感を起こしたりすることもある。

 女性では、とくに月経前にこれらの症状が、いちじるしくなるのが特徴。

 粘液疝痛
@ 腹部の激しい痛みとともに、大量の粘液を肛門から排出するのが特徴で、一名粘液性大腸炎、または分泌性大腸神経症と呼ばれている。不安、いきどおりなどが発作を起こす原因となることが多く、いっぱんに神経衰弱的傾向の人に多い。

A 発作は、はじめ左腹部に激しい腹痛を起こし、それとともにひも状、くだ状、または膜状の卵の白身のような粘液が大量排出され、それによって痛みは軽くなる。

 大便中には、粘液は多量にまじっているが、血液、膿は混じっていない。

B ときには、激しい全身症状を起こし、ショック症状を起こすことがある。

 神経性下痢
@ 精神的な緊張や不安などで、腸の運動や分泌が高まり、下痢を起こす場合が多く、腸自身には病気はない。

A 下痢の回数は、1日2〜3回のことが多く、いっぱんに腹痛をともなわず、粘液、血液のまじることもない。

B 牛乳、てんぷら、ビールなどの飲食物で容易に下痢を起こすこともある。

C 長時間の下痢にもかかわらず栄養状態は悪化しない。

D 便意は毎食後、とくに朝食後に起こり、下痢や軟便を排泄する習慣をもっているが、心因性に突然下痢を起こすことがあり、この場合は腹痛をともなうことがある。
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