胃腸の病気 慢性腸炎

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★ 慢性腸炎

 どんな病気か
@ 腸の粘膜が慢性的に炎症を起こしている病気である。

A 飲食物が、じゅうぶんに消化されないので腸のなかを早く通過するため、腸での吸収が、じゅうぶんに行われないで大便に出てしまう。そのため腸内で発酵したり腐敗がおきたりする。

B 経過は長く、数カ月から数年にわたることがある。

C 20歳から40歳くらいの人に多い。

 原因
@ 急性腸炎の不十分の治療や不摂生の繰り返しにより起こる。

A 慢性胃炎、肝臓・心臓・膵臓・胆嚢などの病気のために直接、間接に腸が刺激されて起きる場合がある。

 症状
@ 便通異常
 下痢のこともあり、便秘のこともある。おもに朝か夜に下痢があり、日中は何ら異常がない。便は1日数回起こり、軟便から水様便になることもあり、粘液がまじっている。

 小腸下部、盲腸部に炎症が限局しているときは、出はじめはかたく、終わりになると、しだいにやわらかくなることがある。

A 腹痛
 食後、間もなくへそのまわりや左下腹部に短時間の痛みが起こり便が出ると、一時楽になる。
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B 衰弱
 栄養状態は、あまり悪くならないが、子どもや老人では衰弱することもある。

C その他
 長くこの病気にかかっていると神経質となり頭重、めまい、動悸、不眠がおきたり無気力になる。

 診断
 便通の状態、便の性質をみることが大切である。

@ 便の色
 発酵のときは淡黄色で、腐敗性のときは褐色をおびる。

A 便の臭気
 腐敗性の場合は悪臭(腐敗臭)が強く、発酵の場合は甘酸っぱいにおいになる。

B 粘液
 慢性腸炎の場合は、粘液が必ず混じっていることが特徴。

 治療
@ 食事療法
 栄養価の高い、しかも消化しやすいものをあたえ、食事に時間を一定にし食事と食事のあいだを4時間くらいおくようにする。食後はなるべく食休みをするよう心がける。

 一般に食事内容は鶏肉、脂肪の少ない魚肉、油は純良バターに限るなどの制限が必要。
 卵は生卵、ゆで卵はさけ、半熟卵、茶碗蒸し、卵焼きなどにする。
 主食は、やわらかく炊いた米飯、うどん、白いパンなどにする。
 副食物は、ふ、豆腐などもよいが、火を通して与える。
 梅干し、デンブなどはよいが香辛料、余分の食塩、炭酸飲料、アルコール、ジュース、牛乳などは避け、茶、紅茶、コーヒーなどは度を過ごさないようにする。
 野菜もなるべく調理して、やわらかいものにし、繊維の多いもの、生野菜、生の果物は控える。
 甘いものはさける。

A その他
 急性腸炎と同じく腹部を保温し、希塩酸、止痢剤、収れん剤、吸着剤、サルファ剤、抗生物質などの薬物を医師の指示に従って用いる。
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