胃腸の病気 胃下垂

ゲップ むかつき

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★ 胃下垂症

 症状
@ 局所症状
 食後、胃のあたりに、重苦しいもたれた感じが起こる。空腹になると楽になる。ひどくなると常にもたれた感じがし、ちょっと食べても、すぐに満腹感が起こり食欲がなくなる。

 ゲップもよく出るし、むかつきを覚えることもある。
 ひどい痛みを感じることは比較的少ないが、便秘がちになることが多い。

A 全身症状
 からだがだるくなったり、ちょっとした仕事でも疲れやすく、頭重、めまい、肩こり、背中がはる、夜眠れなくなるなどの症状も起きる。

 そのうちにやせてきたりすると、「がん」ではないかと悩む。神経質な性格が、こういう悩みや不安感をつのらせ、これが胃に悪い影響をあたえ、ますます症状を悪化させる。

 治療
@ 検査
 胃下垂と診断するにはその人のからだつきを見る。胃部の振水音、肝臓、腎臓の下がっていることなどをみればだいたい胃下垂と分かるが、症状を聞いたり、胃のレントゲン検査をすれば確実である。

A 精神療法
 信頼する医師に、胃をよく調べてもらって心配のない病気であることを自分が納得のいくまでよく説明してもらうことが重要である。
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B 食事療法
 胃の働きが弱っているから、胃の負担を少なくするために食事は、かさが少なくて栄養価の高い、胃の中に長くたまらないものがよい。1回の量も控えめ(腹8分目)にすることが大切である。

 食事中は、いろいろのことを考えず、時間をゆっくりとって、よくかんで食べる。食後少なくても20〜30分は休み、右側を下にして横臥する。
 主食は無理におかゆにするよりも、よくかんで食べる方がよい。
 副食物は胃に長くたまる油っこいものや不消化物はさけるが、バター、チーズ、卵、牛乳などはよい。
 肉類は、魚、鶏肉、牛肉の脂身や筋のないところを煮て食べるか、ひき肉として食べる。
 ワサビ、からしなどの香辛料や塩気は胃を刺激して食欲を高めるから、少量ならむしろ良い。
 便秘がちの人は、果物や野菜をとることが重要である。
 飲料はなるべく少なくし、とくにビール、サイダー、コーラなどは膨満感をおこすのでよくない。

C 一般療法
 運動は過労にならない程度で行うこと。特に散歩、体操、冷水摩擦、入浴などはよい。

 腹帯や胃下垂バンドをするとよい。

D 薬物療法
 胃の運動や緊張を高めるホミカエキス、ベサコリン、プリンペランなどの薬が使われる。また、神経症状の強い場合には神経安定剤も併用する。

E 外科的療法
 下垂した胃を手術により吊り上げるのであるが、胃下垂症の本態から考えれば効果は疑わしい。



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