心臓の病気 心臓神経症

狭心症 心筋梗塞

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★ 心臓神経症の診断、治療と予防
 診断
@ 診断のポイント
 心臓神経症か、あるいは狭心症や心筋梗塞かの鑑別がもっとも大切である。

A 心理的原因(心因)の判断
 診断は問診が主になる。症状の始まったときの様子、夫婦生活、家庭や職場の問題を医師と話し合い、心の内部の状況を専門的に判断してもらう。心電図などの診察も行うが、話し合いの中から、病気の心因をつかんでもらうことが、一番必要なことである。

B 狭心症・心筋梗塞との違い
 心筋梗塞の発作
 心電図や血液の検査で分かる。

 狭心症の発作
 発作の最中には心電図に変化が出ても、短い発作が過ぎてしまうと、心電図は平常に戻ることが多い。

 心臓神経症の発作
 心臓の拍動数は増すが、ふつう心電図には、はっきりした変化は出ない。

 心筋梗塞や狭心症では、ある程度の安静を必要とすることが多い。心臓神経症では、安静に寝ていると、病気はかえって慢性化する。

 治療と予防
@ 精神療法が軸
 心臓神経症は、精神療法によってなおすべき病気である。病気の原因となった心の中の問題をひきだしてもらい、その心の状態が発病のきっかけとなったことを、繰り返し、納得いくまで説明してもらうことが、精神療法(心理療法)の核心である。
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A 家庭治療・通院が原則
 精神療法が軸になるので、入院の必要はなく、病院に通って治療すればよい。

 発作が強くて、通院が困難な場合は、当初1〜2回は往診もやむを得ない。しかし、熟練した医師ほど、早い段階に通院するよう指導する。

B 治療の期間

 少なくとも2〜3回、重症の場合には1〜2週間おきに1回ずつを、2〜3ヶ月も続けなければならない。

 1回ごとに、少なくとも15〜30分以上の面接が必要である。

C 精神科医の指導
 内科医ではどうしてもなおりにくいときは、精神科医の専門的指導を待つことになる。

D 薬剤の使用

 夜間などに発作が起こって不安が強烈であるとか、昼間でも一人では外出できないという場合、ある期間を限って睡眠薬や精神安定剤を与えることがある。

 しかし、これらの薬剤は、ある程度は不安をのぞくのに役立つだけ。薬剤で病気を治すことはできない。

 薬剤や注射にたよって、苦しいから注射を打つというような処置をとると、一時的にはよくなる。しかし、注射なしにはますます不安がつのるようになり、病気は慢性化して、長期間病床につくことにさえなる。

E 家庭での療養
 周囲が、病人の心理をよく理解してやること。「気の病だ」「神経のせいだ」などと冷淡にすることも、発作時にうろたえ過ぎることもいけない。

 生活態度や療養は、全面的に主治医の指導によること。家庭は、それがじゅうぶんに実行できるように協力し、患者を励ますべきである。

F 予防
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 家庭や職場の難しい問題を思い悩まず、なるべく早く、しかるべき人に相談して、ストレスの少ない生活をすること。スポーツや趣味で、リラックスした生活を送ることも大切である。
 



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