心臓の病気 心臓神経症

ノイローゼ 神経症

身近な病気の知識
Home心臓・血管の病気>心臓神経症


★ 心臓神経症
 どんな病気か
@ 心臓に病変はない
 心臓神経症はいわゆる「気の病」の一つで、ひと口に言うと、ノイローゼ(神経症)によって起こる心臓病のことである。したがって、心臓そのものには、なんの病的変化も認められない。

 病気になった当人は、心臓の部位に苦しさを感じて不安感がつのるが、心臓が実際に弱まって死をまねくなどの危険は、まったくない。

 心臓部に感じる苦しさの原因は心臓そのものにはなく、むしろ精神、すなわち脳の中の感情をつかさどる中枢にある。

A 心臓との病変との鑑別
 心臓に苦しさを感じるとき、それが本当の心臓病で強心剤などを必要とするものなのか、ノイローゼによるものなのかを正しく鑑別できるのは、専門の内科医か、内科医と協力する精神科医だけである。

 医師の診断を仰ぐのは、早いにこしたことはない。遅れると、たとえ診断は下されても、この病気のとりこからは、なかなか開放されないのがふつうである。

B どんな人がかかるか
 もっともかかりやすいのは中年の人、とくに女性。非常に若い人や、老人はこの種の病気にはあまりかからない。

 発病にきっかけ
 生活上の不安、感情の動揺、欲求不満などがきっかけになって発病する。また、親戚知人の心臓病による急死でショックを受け、それが原因で発病する例も多い。
スポンサードリンク

 器官神経症(ノイローゼ)
 前述のような各種の原因がある場合、その心の中の不安や争いが、その人の体内のどこかに投影されるとノイローゼになる。胃にあらわれると胃ノイローゼ、心臓では心臓ノイローゼになるが、このような神経症を一括して器官神経症と呼ぶ。

 ★ 症状と経過

 心臓神経症の原因は、多くのばあい、心の奥底にひそんでいて当人には自覚されないまま、しばしば次のような症状をあらわす。

@ 心臓部の異常感

 なにかのはずみに急に心臓の動悸が強くなる。心臓部が圧迫されて苦しくなる。または痛むなど。当人は、これが狭心症かと思い悩んだり、心臓麻痺で死ぬのではないかと、不安はいっそう高まる。

 このような発作は、多忙な昼間や他人と一緒にいるときより、夜中や一人でいるときに起こりやすい。
 狭心症や心筋梗塞では、心臓そのものの痛みや圧迫感が強い。心臓神経症の場合は、局部の苦しさより、むしろ不安感や恐怖心が先に立つ。

A 初期の症状
 最初の発作は、多くは、ある日突然におこる。そのとき、必ずしもなにかの前ぶれや、心の不安、緊張が当人に感じられるわけではない。

B 症状の深まり
 発作は何回も引き続いて、あるいは、かなりのあいだを置いて起こる。患者の不安感は発作ごとに増し、一人でいることが恐ろしくなり、なにかにつけて医師を呼び、注射などの処置をこうものが多い。

 発作を起こしているとき、発作の状況を医師にうったえるとき、右手を心臓部にあてることが、この病気の患者の特徴である。
 ひどいときは、混雑した電車のなかでも絶えず心臓部に手を当て、心臓部をかばうような動作をする。

C 重症の場合
スポンサードリンク
 一人では外出できず、誰かそばにいないと不安感に耐えられない。さらに重症になると、病床についたままということになる。

 医師が来診して脈をとると、それだけで発作が軽快したり、消失したりすることが多い。
 



こちらのサイトは情報提供の場として行っていますので、記述の内容に100%の正確性を保障するものではありません。 サイトの内容につきましては、自己責任によりご利用下さい。また当サイトで生じた一切の損害や負傷、その他についての責任は負いかねますので御了承くださいますようお願い致します。



Copyright (C)  身近な病気の知識 All Rights Reserved