心臓・血管の病気 心不全

息切れ 動悸

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★ 心不全

 どんな状態か
 心臓弁膜症などの心臓病や、高血圧のためにきた心臓障害、あるいは内分泌その他心臓以外の臓器の病気でも、心臓がポンプとしての機能を十分果たせなくなると必要なだけの血液を送り出すことができなくなる。

 同時に静脈側に戻ってきた血液も、さばききれずに残ってくるため、いろいろな症状が起こってくる。このような状態がうっ血性心不全と呼ばれている。

 症状・経過
@ 初期の症状
 まず運動時に、息切れ、動悸が感じられるようになる。はじめは、安静にするとしばらくでおさまるが、しだいにおさまりにくくなり、顔や下肢にむくみがあらわれる。

A 呼吸困難
 症状が進むと、昼間はわりに元気だが、夜間ことに寝てから息が苦しくなって起き上がらねばならなくなったり、息がつまってゼイゼイいうような発作(心臓ぜんそく)をおこすときもある。

 このようなときは起き上がって呼吸する(起坐呼吸)ほうが楽である。ひどいときには、口唇や指さきにチアノーゼがみられる。

B むくみと体重増加
 尿の量が減り半分以下になるとむくみがあらわれ、食欲がなくなるためにあまり食べないのに体重が増加するようになる。ときには、肋膜腔や腹腔に水がたまって、腹部がはれることもある。これは、肝臓がはれるためもある。

 診断・検査
@ 医師に相談する時期
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 心臓の病気は、できるだけ早く医師に相談して、検査と治療を受けなければならない。心不全の著名な症状が起こる前、たとえば、すぐ動悸がする、夜間の呼吸困難という段階で、その原因を明らかにしてもらう必要がある。

 高血圧症とか、弁膜症でも種類によっては、自覚症状があまりなく、知らずに症状をすすめてしまうことがあるので注意する。

A 検査
 医師の問診、打診、聴診のほか、ふつう行われる簡単な検査をあげると、血圧測定・検尿・心電図、胸部X線検査などがある。これらによって、一応心不全を起こした原因的心臓疾患が、だいたい明らかにされる。

 治療
@ 安静
 治療の第一は安静だが、病気の状況によって、程度は違う。

 安静は、肉体的な安静だけでなく、心配とか、怒りというような精神的なストレスを避けることが肝要。
 呼吸困難が強いような場合は、横臥するよりも、座位でよりかかった姿勢をとりながら、安静にすることが望ましいことがある。

A 食事

 カロリーを控えめにして消化のよい物をとる。食塩と水分を制限する。食塩は、尿量を減らし、むくみを助長するからである。

 アルコール飲料の飲みすぎは、もちろんいけない。症状がひどいときは少量でもいけない。
 たばこはよくないので禁煙したい。

B 保温
 寒いと血圧が上がり、心臓の負担が増加するので保温に注意する。

C 薬剤
 必要な場合は、心臓の効率をよくするため、ジギタリス剤が用いられるが、使用法が難しいので必ず医師の処方で服用する。

 再発の予防
@ 心不全の症状は、いったんよくなっても再発しやすい。再発を防止するためには、原因をはっきりさせて、手術などの根本的治療ができる場合は、その治療を受けるとよい。
 
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A 根本的な治療ができない場合や、手術後でも、日常生活のあらゆる面に注意して、心臓に余分な負担をかけないようにする。このような注意は、心臓病を患った人の、一生守らなければならない注意である。



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