心臓の病気 心臓弁膜症

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★ 心臓弁膜症の症状と生活上の注意

 症状
 弁膜症の症状は、先天性のものと後天性のものではだいぶ違い、弁膜症の種類によっても違いがみられる。

 後天性の弁膜症
@ 症状のあらわれ方
 もっとも早い時期の症状は、それまで何ともなかったような坂道を登ると、息切れがするようになる。そのうちに坂道というほどのところでない斜面を歩いても息が切れ、さらに進めば少し運動しただけで、息が切れるようになる。

A 重い場合の症状
 重症では、息苦しくてあおむけに寝られず、丸めた布団によりかかって寝るようになる。さらに次のような症状も出る。

 心臓ぜんそ
 発作的なせきやたんに苦しむ状態。

 心不全
 肝臓がはれて、右上腹部が苦しく、腹に水がたまり、足にむくみが起こる。このような症状は、心臓の働きがおとろえて、働きが不十分になったため起こるもので、血たんがみられることもある。

 不整脈
 病気が進むと、不整脈があらわれる。はじめは、規則正しい拍動に不規則な拍動(期外収縮)が入って乱れる程度だが、のちには完全な不整脈となり、調律にリズムがなくなる。
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B 大動脈弁弁膜症
 狭心症のような症状をあらわすことがある。

C 僧帽弁狭窄
 心房の出口に狭いところがあるから左心房の中で血液の流れが滞り、そのため左心房の中に血栓ができる。これが遊離して血液に流され、からだのいろいろな部分で血管をふせぐ。

 たとえば、脳動脈を詰まらせると、脳いっ血の場合と同様、意識を失って倒れ、あとに半身不随の状態を残す。手足の血管をつまらせると、手や足の先端が腐る。腸の血管を詰まらせ、腸が腐るようなこともある。

 先天性の弁膜症
 肺動脈弁狭窄が代表的だが、症状は狭窄の程度によって違う。

@ 狭窄のひどい場合
 生後間もなく、右心不全の症状があらわれる。つまり、肝臓がはれ、腹部に水がたまり息づかいが荒く、いかにも重篤という感じがする。場合によっては、唇・つめなどが紫色になる、チアノーゼの状態があらわれる。

A 狭窄が軽い場合
 はじめはほとんど症状があらわれない。ただ、特別の心臓の雑音が聞こえるだけである。20歳に近づくころから症状があらわれ息苦しく、運動のあと息切れがする。この状態が進むと、やはり心不全の状態におちいり、死亡する。 

 ★ 生活上の注意
@ 日常生活は医師の指示で
 患者の生活は運動の程度から食物の取り方にいたるまで、すべて医師の指示にしたがう。

A 妊娠はさける
 妊娠・出産は心臓弁膜症を悪化させる。しかし、弁膜症といっても、その程度によっては、結婚・妊娠も可能なわけで、それが許されるかどうかは各人の症状で違う。

 弁膜症の人でも、手術をすれば妊娠が可能になる。

B 手術後の定期的な検査を
 手術によって、日常生活で息切れがしなくなったとはいっても、スポーツなどはするべきではない。男性なら元の職業にたずさわり、女性なら結婚・妊娠も許 されるが、月に1回くらいは医師の定期的な検査を受け、その監督のもとにあることが一生を通じて必要である。

 もちろん、妊娠の場合は、定期的に医師の診察を受け、その指導のもとに出産しなければならない。

C 手術は伸ばさずに
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 医師が手術をすすめても、「将来人工弁はもっと進歩するだろう」というような理由で、手術を受けない人がいるようだ。しかし、病気の進行と医学の発達とは、ズピードが違う。現在手術すべき状態の人は、即刻手術を受けなければならない。
 



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