気管炎 気管支炎

インフルエンザ 麻疹(はしか)

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★ 急性気管炎・急性気管支炎

 どんな病気か
@ 呼吸によって外からの空気が通るパイプ・気道は、喉頭より上の上気道と気管から下の下気道に分かれている。上気道の急性炎症が喉頭を越えて気管・気管支に波及し、その結果急性気管炎急性気管支炎がおこる。

A したがって、急性気管炎と急性気管支炎は連続的に起こることが多く、両者を厳密に区別するのは、実際には難しい。

B いっぱんに、インフルエンザ、麻疹(はしか)などのウイルス感染や感冒のさいに、急性の鼻炎や咽・喉頭炎に続いて起こることが多い。

C 酸化窒素や亜硫酸ガスなどの刺激性のガスの吸入によってもおこる。

D 細菌による二次感染によってもしばしば起こる。

E 鼻炎や副鼻腔炎のときに黄色の膿汁が下気道に流れ込み起こることもある。

F 乳幼児・老年者・全身衰弱のある病人では、気管支炎がさらに末梢まで進んで、細気管支炎や気管支肺炎を起こすことがある。

 ★ 症状
@ 激しいせき
 気管から左右の気管支に分かれる気管分岐部は、外からの刺激に対してもっとも敏感で、せきの反射がおこりやすい。このため、気管炎や気管支炎では、激しいせきが出る。
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 咽頭炎・喉頭炎や、多量の鼻汁が後鼻腔から咽頭に下がってきた場合にも、強いせきがおこるので、せきが続くからといって直ちに気管支炎と断定することはできない。

A 胸痛
 気管炎では、激しいせきのときに、胸骨の内側に痛みを感じる。

B たん
 気管支炎では、気管支粘膜から粘液の分泌が異常に高まり、たんとなって、せきのとき喀出される。

 たんに、ブドウ球菌、連鎖球菌などの細菌感染が加わると、たんは黄色や緑色となる。

 たんの粘度が高いと気道にくっついて喀出しにくく苦しむときがある。

C
 熱
 ふつう熱はない。

D 合併症
 気管支の炎症がさらに先のほうに進むと、細気管支炎が加わり、息切れ、呼吸困難、喘鳴があらわれる。熱が37度5分を超すようになると、細気管支炎や気管支肺炎が合併したとみてよい。

 ★ 家庭での治療
@
 室内の環境
 インフルエンザやかぜのこじれたものが多いので、空気のきれいな暖かい部屋で安静にすることが大切。また、適度な湿度を保つため、洗面器、やかんなどで蒸気を立てることを忘れてはならない。

A 禁煙が必要である。

B 蒸気吸入法
 気道内を湿らせておくために、蒸気吸入法がある。これは咽頭炎や気管、気管支炎の症状を楽にするのに役立つ。

B 市販薬
 せきで苦しいときは、コデインの入った水薬、のどが痛かったり声がかれているときにはトローチ剤、たんの切れが悪いときには粘液溶解剤を使うと症状が軽減される。

D 医師の診察を必要とする場合
 せきやたんの症状が長引いたり、熱や呼吸困難があらわれてきた場合には早めに医師の診察を受ける。
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 肺結核や肺がんも、急性気管支炎症状ではじまるので、この病気を簡単に考えてはいけない。

 医師の治療
@
 入院を必要とする場合
 高熱が続き、X線検査で異常陰影がかなりみられると、入院治療の必要がある。

A 抗生物質による治療
 発熱や黄色たんがが出て、細菌感染が疑われるときには、医師は抗生物質を投与する。

B 血沈異常
 インフルエンザが長引いたり、細菌感染が続くときには、血沈が異常に促進する。この場合は血沈値を正常に戻す治療を行なう。

C 治癒
 治療により、成人はふつう1週間以内でなおるが、数日間安静を取らなかったり、喫煙を続けていると、激しいせきが続くときがある。

 



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