呼吸器 肺水腫

呼吸困難 たん

身近な病気の知識
Home呼吸器の病気> 肺水腫


★ 肺水腫

 どんな病気か
@ 肺胞内に水分が漏出した状態をいう。

A 発生原因
 原因はいろいろだが、おもに肺毛細管圧の上昇で、肺毛細管床へ出入りする血液量のアンバランスによる。

B 肺水腫を起こしやすい疾患
 心筋梗塞、狭心症、本態性高血圧(とくに悪性高血圧)などの心疾患があるばあい高率に発生する。その他、脳炎、脳腫瘍などや、ウイルス性肺炎、毒ガス吸入、熱傷のばあいにも起こる。

 症状
@  呼吸困難
 激しく、強い呼吸困難が、比較的急におこり、起坐呼吸となる。これは、患者が横臥しているよりも、起坐した方が呼吸が楽になるからである。

A たん
 水泡様のたんを出し、喘鳴をともなう。水疱性のたんのないときは、気管支ぜんそくとの鑑別が難しいことがある。

B 呼吸
 あらく、あさく、回数が多くなり、ガス交換がさまたげられて酸素不足からチアノーゼがあらわれる。

 治療と対策
@ 治療の基本
 肺水腫の原因となっている疾患の治療が第一。これにより肺水腫の発生を予防する。

A 酸素吸入
 チアノーゼの有無にかかわらず、酸素吸入は絶対に必要。
スポンサードリンク

B 薬物療法
 第一に用いられるのがモルヒネである。これにより、肺水腫の症状は大部分が急速に改善される。

C 理学的療法
 瀉血(治療の目的で患者の血液を体外に除去すること)、陽圧呼吸法、駆血帯、体位転換がある。

 瀉血は循環血液量を減らし肺血液量を減ずる目的で、ショックの危険のないときの肺水腫の応急処置として行う。

D 泡沫抑制療法
 気道内に漏出した水腫液の中に泡ができると、ガス交換がさまたげられるので、それを取り除くため、アルコール蒸気吸入、10%シリコン液の吸入により表面張力を下げて水疱を取り除く。



こちらのサイトは情報提供の場として行っていますので、記述の内容に100%の正確性を保障するものではありません。 サイトの内容につきましては、自己責任によりご利用下さい。また当サイトで生じた一切の損害や負傷、その他についての責任は負いかねますので御了承くださいますようお願い致します。


Copyright (C)  身近な病気の知識 All Rights Reserved