気管支 気管支拡張症

せき たん

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★ 気管支拡張症の症状

 症状
@ 症状のない患者もいる
 患者の2割は全く症状をあらわさない。

A せきと多量の膿性たん
  たんはときどき血たんで喀血もある。この急性期には熱があり、白血球増加症をきたし、赤沈も促進する。

 たんには、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、変形菌、紡錘状スピロヘータなどが混在し、たんの色は、黄色、緑色で、ときには悪臭を発する。
 たんは、多いときには1日500ccにも達することがある。

B 血たん・喀血
 患者の半数くらいにみられる。ときには死亡の原因にもなる。肺結核、肺がんの場合の喀血も、二次的な気管支拡張症が原因となることもある。

C 胸痛
 必ずしも起こらないが肋膜までおかされると胸痛がおこる。

D 体重の減少
 このため、無気力になり、疲れやすくなる。当然、肺機能が悪くなるので、はじめは運動後の息切れ、進行すれば、常時呼吸困難もあらわれる。このため、チアノーゼも認められるし、指先は、太鼓ばちのようにふくれてくる。

 診断
@ 患者のうったえ
 たん、せき、熱を訴えて来院する。しかし、たん中に結核菌、悪性細胞が検出されない。
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A ラ音の聴取
 急性期のたんの多い場合は、とくに肺下部にラ音が聴取される。しかし、症状が消え、たん、せきのないときには、ラ音が聴取されないことが多い。

 ラ音
 気管、気管支、肺胞、肺空洞内に停滞している分泌物や血液などが空気と混ざったり、移動したりするときに発する音をいう。

B 副鼻腔炎がある

 これも診断の手がかりとなる。

C 肺のX線写真
 ふつうは、ほとんど病的所見がみられないが、肺門部から下に向かって樹枝状陰影が走行していることがある。このほか、ときには所見のあることもあるが、X線写真からは確診は得られない。

D 気管支造影法
 気管支から末梢気管支まで造影剤を注入して、気管支の形をみる方法。造影剤としては、X線に影を与えるようなデオノゾール、リピオドールなどヨードを含む油が用いられる。これによって、気管支拡張の場所と程度がはっきりする。

 たんが多く、発熱している場合には行ってはならない。

E 他の病気との鑑別診断
 患者がたん、せき、熱を繰り返し訴えるという症状は、他の肺疾患にも多くみられ、それらとの鑑別が重要である。
 次のようなことから鑑別できる。
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 肺結核のたん中には結核菌が検出される。
 慢性気管支炎では、気管支造影法の所見はほとんど正常である。
 肺化膿症の基盤に気管支拡張症のあることがあるが、一般経過と所見から鑑別に困難ではない。
 肺がんの二次感染は、気管支拡張症と症状が似ているが、気管支鏡検査と、その洗浄液からがん細胞を検出して鑑別される。



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