ぜんそく 喘鳴

アレルギー 呼吸困難

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★ 気管支ぜんそく

 どんな病気か

@ 喘鳴と発作性の呼吸困難を起こす
 気管支ぜんそくとは、喘鳴(呼吸にさいし、ゼイゼイ、あるいはひゅうひゅうという音を出す)をともなう発作性の呼吸困難で、気管支の広範な狭窄によって起こる症状である。この症状は、自然に、または治療ですみやかになおる。

 同じぜんそくでも、心臓・血管系の疾患によるものではない。

A 発作時の主要病変は
 おもに細小気管支にあらわれる。気管支の粘膜は浮腫にはれ、その内腔には多量の粘稠な(粘り気があって密度が細かい)分泌物があって、気管支の平滑筋は収縮をしめす。ぜんそくの発作がおさまると、このような病変も急速におさまるのが特徴である。

B 喘鳴と呼吸困難のしくみ
 発作時に喘鳴や呼吸困難がおこるのは、前述の病変で気管支腔が狭くなるためで、呼吸で、この狭くなった部分で空気が出入りするとき喘鳴を起こし、また空気の出入りが円滑に行われないために呼吸困難が発生する。

C 空気の吸入より呼気の方がむずかしい
 空気の吸入のさいには、いわゆる呼吸補助筋が働いて、せまい軌道でもどうにか相当量の空気が肺内に入ってくる。

 これに対し呼気のさいは、呼吸筋が積極的に働かず、おもに肺や胸郭の弾性的収縮によって肺内空気が吐き出されるので、呼気の力が弱く、肺内に残気量が増える。このため、肺内でのガス交換(酸素の摂取と炭酸ガスの排出)が支障をきたし、呼吸困難がさらに増大する。
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 ★ 原因

@ 二大原因は先天的素因とアレルギー
 気管支ぜんそくの原因には、先天的素因、アレルギー、気道の感染、自律神経の異常、精神的あるいは内分泌的要因など、いろいろある。どれによって発病するかは年齢によっても違う。
 
 また患者によってはいくつかの要因が組み合わさって起こることもある。それでも、最も多い原因は、先天的素因とアレルギーである。

A 先天的素因

 アレルギー体質のことである。これは遺伝する。たとえば、ぜんそく患者の家系には、アレルギー性疾患が50〜70%も認められている。このアレルギー体 質という遺伝的素因が濃厚な人は、生後の環境因子(たとえばアレルゲン)がごくわずか作用しても発病しやすい。

 いっぱんに遺伝素因の濃厚な人は、幼年で発病しやすい。
 遺伝的素因の軽微な人は、濃厚なアレルゲンにさらされたり、長年月にわたるアレルゲンとの接触のあとにはじめて発病する。

B アレルギー
 アレルギーは、アレルゲンという物質によって起こる反応である。気管支ぜんそくは、アレルゲンに過敏になってきた気管支粘膜に、再びアレルゲンが作用して、そこにアレルギー反応がおこるために生じる。

 ぜんそくのアレルゲンとして、もっとも重要なものは、吸入性アレルゲンである。しかし、小数は口から入るものや、注射されたアレルゲンによるものもある。

 アレルギー反応
 いちど体内に入ってきたことのある特定の物質(抗原)によって、からだの状態が変わり、その物質が再び体内に入ってきたとき、特異な反応(抗原抗体反応)を起こすことをいう。

C おもな吸入性アレルゲン
 室内の誇り(部屋の家具類、寝具類、衣服などから発生する微細なチリ)、空中真菌類(空中にただよっているカビ類の胞子)、花粉類、空中あるいは上気道の細菌類、動物・家畜類の羽毛やふけ、職場の粉じんなど。

D 大気汚染
 吸入性アレルゲンと関連して問題となるのは大気汚染である。これはアレルゲンではなく、亜硫酸ガス、その他の気管支粘膜刺激性の化学物質を含んでいる。これによって気管支炎がおこる。その刺激によって、ぜんそくが誘発される。
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