かぜの症状 インフルエンザ

感冒 咽頭炎

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 ★ かぜの症状

 どの病原によって起こったかぜかを診断することは、患者を治療するうえにも、流行を予防する公衆衛生の面でも重要である。しかし、病原を確定するまでにかなりの日数がかかる。そこで、さしあたっては、症状のあらわれ方をみて一応かぜの型を診断し、治療をすすめていくことになる。

@ インフルエンザ
 もっとも代表的なかぜ。症状が重く、伝染力が強く、流行時には多数の人がかかる。症状は発熱、全身のだるさ、頭痛、腰痛などの強い全身症状に、のどの痛みやせきなども加わる。

 経過
 ふつう1週間ほどでなおる。

 合併症
 ときに肺炎をおこす。

A 普通感冒
 まぜの中でもっとも多い。くしゃみ、鼻水などの症状から始まる。最初は大量の水のような鼻汁で、2〜3日たつとこれが粘液状または膿状に変わる。これとともに、鼻づまりが強くなる。これらの鼻炎症状のほか、のどの痛みやせきなどもあるが、さしてひどくはない。熱は出ても37度台どまりで、頭痛や全身のだるさも軽い。この全身症状の軽い点は、インフルエンザと対照的である。

 発病から経過を通じて鼻炎症状がいちじるしいので、鼻かぜともよぶ。

 経過
 ふつう1週間ほどでなおる。

 合併症
 副鼻腔炎や中耳炎をおこすことがある。

B 咽頭炎
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 のどの痛みを強く訴えるのが特徴。のどの粘膜は充血し、扁桃や咽頭後壁のリンパ濾胞などがはれる。のどの粘膜に白い斑点ができたり、小さい水疱やただれを生ずることもある。くびのリンパ腺もはれ、押さえると痛む。熱は高いことも、ほとんどないこともあり、不定である。

C 咽頭結膜熱(プール熱)
 水泳プールで広がって、大きな流行をまねくことが多い。インフルエンザと同様に全身症状が強く、鼻水、せきなどもある。また強い咽頭炎(のどの炎症)によって、のどの痛みが激しいのが特有の症状。同時に目がおかされて結膜炎をおこすことが、他のかぜにはみられない特徴とされている。

D
 クループ
 小児に多い。急性喉頭炎が主体で、このため、急に強い呼吸困難が起こってくる。

E 気管支炎、細気管支および肺炎
 呼吸器のうち、下気道がおかされる。せき、たん、場合によっては呼吸困難や胸痛、熱などの症状がみられる。

F 異型肺炎一般に肺炎は重症な病気であるが、異型肺炎はごく軽いものが多い。鼻水やのどの痛みのほか、せきが激しいことが特有で、胸骨の下あたりに痛みを感ずることが多い。たん、ときには血たんも出る。熱は軽度のことが多い。症状がほとんどないまま放置していて、健康診断の胸部X線撮影で発見される例もある。

 X線撮影を行なうと、肺ことに肺の下部に、うすい異常な陰影が証明される。これは肺結核などの陰影と違って、特別の治療をしなくてもふつう2〜3週間たてば消失する。

 打診、聴診では大した異常をみとめない。X線撮影をしない限り他のかぜと区別できないことが多い。
  



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