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 ★ かぜ

 かぜという病気
@ 万人の病
 統計によると、乳児から老人まで、一人が1年間にかかる病気の回数はおよそ10回、うち6〜7回までがかぜ。ひと冬の間の調査でも、平均して1人が2〜3回はかぜにかかっているという結果が報告さえている。

 これは、自宅療養だけでなおる程度のごく軽い風邪まで合計した数字。

A かぜの正体
 かぜという病気は、鼻・のどから、気管支・肺にいたるまでの呼吸器粘膜の急性炎症と定義することができる。
 かぜの症状と経過を整理すれば、次のようになる。

 呼吸器系の症状
 くしゃみ、鼻水、のどの痛み、せきなど。


 全身症状
 頭痛、全身のだるさ、発熱など。

 経過
 症状の程度は多様であるが、ふつうはおよそ1週間でなおる。

 かぜのおもな病因ーウイルス
@ かぜは伝染病である
 呼吸器粘膜の急性炎症をおこす原因は多い。しかし、大別すると各種病原体による伝染性の因子と、非伝染性の因子となる。

 伝染性因子
 ウイルス、マイコプラスマ(ウイルスとほぼ同じ大きさ。性質は全く違う)、細菌(連鎖球菌、ブドウ球菌、肺炎球菌)など。

 非伝染性(物理化学的)因子
 寒冷や、アレルギー。寒冷やアレルギーによるかぜは、実はきわめて少ない。したがって、ほとんどのかぜは伝染病なのである。
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A ウイルスの種類
 実際にはかぜの大部分は、伝染性因子のなかでもウイルスによって起こる。このウイルスには多くの種類がある。

B よくかぜをおこすウイルス
 かぜの病原として重要なものは、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ライノウイルスである。それに、エコーウイルスやコクサッキーウイルスの一部、パラインフルエンザウイルスなどもあげられる。

 寒さとかぜ
@ 直接の原因となることは少ない
 冬にはかぜ患者が目立つという事実や、薄着などで冷え込んだあとでかぜをひくという経験などから、寒さがかぜの原因となると思われがちである。事実、子どもでは、寒さに対して体温の調節作用がうまくいかず、その結果かぜをひくというケースはある。しかし、このように、寒さがかぜの直接の原因になる場合は意外に少ない。

 イギリスかぜ研究所の実験
 風呂上がりにぬれたままでいるとか、雨の中に出すとか、かぜをひきやすいと思われる状態にしただけではかぜを引かず、ウイルスを吸いこませてはじめてかぜを引いたという報告がある。

 スピッツベルゲン島での観察
 北極に近いスピッツベルゲン島では、かぜの発生はうみの氷結する冬に少なく、翌春氷が溶けて第一船が入港すると増える。これは寒さがかぜの原因ではなく、船員によって病原体がもたらされることを物語っている。

A かぜの誘因になる
 呼吸器粘膜は寒さによって、一時的に貧血状態になる。そして、その部位の抵抗力が低下するから、かぜの病原体が侵入しやすく、増殖しやすくなると考えられる。
 



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