ブドウ球菌 食中毒

腹痛 下痢 嘔吐

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 ★ ブドウ球菌食中毒

 どんな病気か
@ いわゆる食あたりの一つで、食後、急に嘔吐、腹痛、下痢をおこす。

A 黄色ブドウ球菌が、食品の中で著しく増殖するに際に作り出される、エンテロトキシン(腸毒素)と呼ばれる毒素が原因で発病する。

 黄色ブドウ球菌とは
@ 化膿の原因菌としてもよく知られていて、健康な人の手指、皮膚、糞便、鼻腔、口腔、その他、上、下水道など、自然界にもひろく分布している。

A たまたま食品のなかにはいりこみ、まわりの温度が暖かいと(摂氏20〜37度前後)、急激に増殖して、エンテロトキシンを産生し、中毒事故の原因となる。

B エンテロトキシンは熱に強い毒素で、100度くらいの調理温度ではこわれないため、いったん食品のなかにできてしまうと、ふつうの調理では、食中毒をさけることはできない。
 
 原因食品として問題になるのは、エクレアクリーム、餅、だんご、おはぎ、握り飯、ウグイスマメ、弁当類、魚介類、てんぷら、かまぼこ、牛乳などである。

 症状・経過
@ 潜伏時間
 30分から6時間。ふつう平均3時間。他の細菌性食中毒に比べて、早く発病するのが一つの特徴である。

A 症状
 はじめ頭痛、めまい、違和感、脱力感、唾液分泌増加があり、間もなく激しい吐きけ、嘔吐がおこり、引き続いて、あるいは少し時間をおいて、腹痛、腹鳴、下痢がはじまる。

 吐き気、嘔吐は必ず出てくる症状で、激しく、数回から10数回も反復する。軽いときには、吐きけ、嘔吐だけにとどまり、下痢や腹痛のないこともある。
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 下痢は、ふつう2〜3回であるが、重いときは10数回以上に及ぶこともある。便は水様性弁であるが、ときには粘液、まれには血液がまじることがある。

B 経過
 一般に軽症で、経過が早く、数時間から24時間以内に回復する。食欲不振や脱力感が残ることもあるが、それも1〜2日で回復する。

 まれには重症の経過をたどることもあり、嘔吐、下痢による脱水症状および衰弱が激しく、1週間以上の経過をとることもある。

 予防
@ 手や食器具を清潔にする。ことに手指におできや傷のある人は食べ物を取り扱わないようにする。

A 新鮮なものを調理後、できるだけ早めに食べるようにする。

B すぐ食べないものは、必ず冷蔵庫におさめ、暖かいところに長時間放置しない。
 



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