腸炎 食中毒

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 ★ 腸炎ビブリオ食中毒

 どんな病気か
@ わが国における食中毒のうち、最も多数を占めるもので、夏の高温時にのみ発生する病気である。

A 病原体である腸炎ビブリオは海水産のもので、病原性好塩菌ともいわれる。そのため、生の魚介類を食べて罹患することが多い。

 腸炎ビブリオ菌の性質
 適当な温度(摂氏30度前後)と適当な塩分(食塩1〜5%)の条件下ではわずかな栄養分でも、非常によく発育する。そのため加熱調理して、いちど無菌状態になった食品でも、この菌が付着すると、数時間(ときには2〜3時間)で病気の原因となりうる。

 実際にも、弁当や宴会料理のように、調理後、時間をおいて食べる食品が原因食となることが多い。

 おもな症状
 腹痛と下痢が、大部分の患者にみられる症状である。

 下痢便のうちには、血液がまじって赤痢との区別が困難になることがあるが、しぶり腹はあまりない。

 細菌の赤痢は血便やしぶり腹などの特有の症状をしめさない、軽いものが多いので、疑わしいときは、赤痢と考えて処理するのが安全である。

 経過
@ 潜伏時間(原因になる食品を食べてから発病するまでの時間)
 数時間から20数時間、ふつうは10数時間。
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A 初期症状
 腹痛、吐き気、嘔吐ではじまり、ついで水様の下痢があり、しばしば発熱や頭痛もある。

B 治癒までの経過
 2〜3日で軽快し、その後に重大な障害を残すことも少なく、死亡することも少ない。

C 重症の場合
 血圧降下、脈拍細小となり、手足も冷たくなって、意識不明となることがある。

 腹痛や下痢の激しい場合は、重症のしるしであるから、すぐに適切な治療を受ける必要がある。特に老人や、心臓病のある人は、危険が大きいので注意を要する。

D 軽症の場合
 1〜2回の泥状の便があるだけで終わることもある。

 予防
@ 夏の暑いあいだは、生の魚介を食べない。とくに摂氏30度前後で長時間放置されたものは危険である。

A 魚介用とその他の用途の調理用具は区別して使用し、混用しない。

B 調理後しばらく時間をおくときは、低温または高温で保存して、夏季は決して室温に放置しないようにする。
  



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