破傷風 破傷風菌

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 ★ 破傷風

 どんな病気か
@ 原因とおもな症状
 破傷風は、ふつう傷口から破傷風菌が感染して起こる中毒性疾患で、筋肉の硬直、開口障害、全身けいれんをおもな症状とする伝染病である。

A 死亡率
 死亡率は50〜60%に及ぶ。発病するとたいてい、4〜5日で死亡する恐ろしい病気であった。わが国では、破傷風死亡例の大半が、小児・新生児、あるいは20歳前後の若い人であった。

B 発生状況
 わが国では、毎年約400人くらいの患者が死亡し、その3倍の患者がいると推定されていた。これは当時、イギリスの6倍も多い発生率であった。

C 病原体と感染
 破傷風菌は、人畜の糞便や土壌中に常在し、傷口に土・ほこり・砂がついたり、木片・竹辺・古釘などが刺さると感染しやすい。

 最も恐ろしいのは、新生児の臍帯から侵入する場合で、生後7日目ごろに発病し、90%以上が死亡する。

 症状
@ 4〜5日前にけがをしたものが、首筋がはる、なんとなくからだがだるい、食事をするとあごのへんが疲れやすい、食事に長時間かかる、背中が痛いなどと訴える。

A 前述の症状が半日ないし2日くらい続くと、急に悪化して口が開かず、起立不能となり、ついで全身けいれんがおき、初めて破傷風を疑われるようになる。

 患者は、口が開かないので歯科医か耳鼻咽頭科医をまず訪れることが多い。内科医の診療も受けること。
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B 少しの刺激で全身性のけいれん(発作)が起こり、息をすることができなくなり、窒息することがある。

 その発作がおきると、腹壁は板のようにかたくなり、汗をかき、全身の疼痛と呼吸困難のため、うめき声が激しい。

 けいれんは1日数回より30〜50回も起こることがある。

C 排便・排尿が不可能になる。

 経過
@ 破傷風の経過は急激なのが特徴であり、死亡例の半数以上が入院後2日以内、95%が7日以内に死亡する。

A 重症患者の症状は、あたかも人体に高電流をかけて、丸太ん棒のように硬直させたようなものである。

B 極期の症状は、約1〜3週間も続き、ついで回復期に入る。

C 回復期には、けいれんはないが、四肢躯幹の筋肉は硬直していて、約1ヶ月は歩行できない。
 



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