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 ★ 流行性髄膜炎

 どんな病気か
@ 原因と病気の型
 髄膜炎球菌の保菌者(のどに保菌)から、おもに飛沫感染することによって起こる病気で、多くは一時、菌がのどで増殖して軽い局部的な炎症をつくるが、たいていはそのままでなおる。少数の人に、菌が血管のなかにはいりこみ、身体の諸所に運ばれ、病気が起こる。菌が脳につくと、髄膜炎となる。

A 致命率
 以前は30〜70%、後遺症率も20%ほどあったが、現代ではほとんどなくなった。
 特殊療法のなかったころは、致命率は高く、生命をとりとめても、日本脳炎にみるような後遺症を発しやすかった。

B 発生状況
 むかしは大流行もあったが、現在は全くなくなった。

 季節的には、冬から春先に多いが、夏にも発生する。

 年齢的には、乳児から青壮年層までみられる。

 一般には散発的に発生するが、集団生活者では小流行の形をとることがある。

 症状
@ 潜伏期は、2〜3日で短い。

A かぜに似た症状
 発熱前の症状(前駆症状)として数日間、軽い風邪と思われる上気道炎症状(菌の感染による局部的病変)をしめすことがある。

B 高熱と頭痛
 ふつうは急に悪寒戦慄とともに、高熱(39〜40度)を発し、かなり強度の頭痛があり、運動不安状を呈して落ち着かない。悪心(吐きけ)をともなう。

C うなじが痛く、かたくなる
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 全身の筋痛がある。うなじ(えりくび)が痛く、項部強直(首を持ち上げようとするとかたい)に気づく。これは翌日になると、板のようにかたくなり、うなじに手を入れて持ち上げると、からだがそのまま持ちあがってくるほどになる。このような項部強直症状は、この病気の一つの特徴的所見であり、これだけでも、本症の診断がつく。

 ただし、乳児では、項部強直症状は目立たなく、ただ、不機嫌になったり、けいれんを起こしたり、下痢をしやすかったりする。しかし、乳児の泉門(頭頂部の骨のすきま、大小二つある)が、膨れ上がる(膨隆)ので、この点に注意する。

D 皮膚の変化
 皮膚には、敗血症性のバラ疹様、出血性などの発疹が出やすく、また、口唇ヘルプス(いわゆる熱の華)が出やすい。これも本症の特徴的症状の一つである。

 



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