かぜ 予防

くしゃみ せき

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 ★ かぜの予防

 結論的に言って、的確な予防効果はまだ完成されていない。

 かぜの感染経路

@ ウイルスの伝播
 呼吸器の粘膜で増殖したかぜのウイルスは、くしゃみ、せきや会話のさい、たんや鼻、のどの分泌物にまじって外へ飛び散る。

 1回のくしゃみで飛び散る分泌物の粒子は約10万個。そのうち4%の微小粒子は、30分間も空気中に浮かんでいるといわれる。

 大きい粒子はすぐ落下する。しかし、乾燥すると、わずかな空気の動きとともに、ウイルスを含む小粒子となって空気中に舞い上がる。

A 飛沫感染
 ウイルスを含む粒子を吸いこむと、ウイルスは呼吸器の粘膜について増殖しはじめ、かぜの感染が起こる。このような感染の様式は呼吸器の伝染病に共通してみられる。

 特殊な例として、咽頭結膜熱(プール熱)がある。これは、病人の便、のど、目から排泄されたアデノウイルスで汚染されたプールに入ると目やのどからウイルスが侵入して感染すると考えられている。プールと関係なく、飛沫感染も起こりうる。

B 家庭でのかぜの広がり
 家庭へかぜをもちこむのは、多くは免疫が低く、しかも集団生活によって感染の機会が多い幼稚園児や小学校児童である。父親が仕事先からかぜをもちこむ率はわりあいに少ない。また、家庭内では、ほぼ4回に1回のわりで、家族の一員のかぜが他の一員にうつる。

 かぜが家庭に侵入すると、1〜2歳の乳幼児のおよそ50%が感染する。

 年齢とともに感染の危険率は減少し、父親は家族の誰かがかぜになっても、7回に1回しか感染しない。

 家人がかぜになったときの注意

@ 患者の隔離
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 病人は別室に寝かせる。同室のときは枕もとをついたてなどで仕切って飛沫感染をさけ、換気に注意する。

A 消毒
 鼻汁やたんをとったちり紙は焼却する。汚したタオルやハンカチは、熱湯消毒する。

B
 授乳の注意
 かぜをひいた母親が授乳するときは、マスクをかける。

C かぜ薬の知識
 薬局で売られているいわゆる総合感冒薬は、かぜによる熱、せきその他の症状を和らげるため、各種の薬を配合した対症療法薬。正しく用いれば、それなりの効果はある。

 マスクとうがい

@ マスクの効用と限界
 ウイルスを含む大きな粒子は、ガーゼによってさえぎられるから、病人のくしゃみやせきを正面から浴びるような場合には、ある程度の効果は認められる。しかし、微粒子はガーゼを通ってしまうので、ウイルスを完全に食い止めることはできず、大きな効果はない。

A 外出時のマスク
 人ごみやほこりの多い場所では、塵埃を吸いこんでのどの粘膜を刺激し、間接的に風邪のウイルスに対する抵抗力を弱める。マスクは、これをある程度ふせぐ。

B うがいの効用と限界
 のどをつねに清潔にすることは、のどの抵抗力を保つことになるので、外出やほこりの多い場所から帰ったときにうがいすると、それなりの効果はある。しかし、のどについたかぜのウイルスを洗い落とす効果はたいして期待できない。

 予防の一般的注意

@ 抵抗力の保持
 かぜのウイルスが少々侵入しても、それに打ち勝つ抵抗力を保持していることが第一である。

A 規則正しい生活と栄養
 過労や夜更かしを避け、栄養やビタミンをじゅうぶんにとること。

 ビタミンCがかぜの予防に役立つといわれているが、Cがウイルスに対して直接作用するのではなく、間接的に抵抗力維持に役立つという意味。

B 誘因を遠ざける
 感染しやすくする各種誘因を避ける。

C 寒さに対する訓練
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 乾布摩擦や冷水摩擦が効果的。寒い季節になって急に始めるのではなく、ふだんから皮膚を鍛錬しておくことが肝要。また、日常、薄着の習慣をつけておくことも大切である。
 



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