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 ★ かぜの治療

 かぜの民間療法は多いが、的確なものはない。また、進歩した現代医学でも、かぜの特効薬は発見されていない。

 一般療法
@ 一般療法が重要
 かぜは、ふつうは症状が軽く、短い経過でなおるので、治療ことに一般療法がなおざりにされる。しかし、家庭での一般療法の注意が、もっとも重要なのである。

A 安静第一
 多くの病気の治療に通ずる原則。かぜのばあいも病気の治癒をはやめ、肺炎などの合併しをふせぐ。発熱中はもちろん、解熱後も、ことに老人では安静に注意すること。かぜは特効薬がないので、安静が特に必要。

 第一日目の安静
 かぜの引きはじめにじゅうぶんに安静をとることと、症状が頓挫的によくなることがあるところからいわれる言葉。

B 保温の注意
 部屋を暖かく保ち、ときどき窓を開けて換気を心がけ、寝具にも注意する。床を離れられるようになったら、からだを冷やさぬよう衣服に注意すること。

C 栄養の補給
 食欲のないことが多いので、カロリーの高い、消化のよい食品を与えるように注意する。水分やビタミン補給も重要。

D 入浴
 発熱中はもちろん、解熱後も2〜3日はひかえるのが安全。
 
 対症療法
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 各種の症状のうち、とくに患者を苦しめる症状を和らげるため、それぞれに応じた薬を用いるのが対症療法。

@ 解熱剤
 いっぱんに、発熱38度以上で、患者がひどく苦しむときに使用。

 乱用すると解熱剤の副作用があらわれことがある。また、病気の経過を見守り、なおったかどうかを判断するのに必要な熱型が乱される。

A 鎮痛剤
 頭痛、腰痛、筋肉痛が激しいときに処方する。解熱作用と鎮痛作用をかねた薬が広く用いられる。

B 鎮咳剤
 せきのために安静ができない場合や、せきだけがいつまでも続く場合には、鎮咳剤(せき止め)を用いることが多い。

 去痰剤
 たんが出にくいときは、去痰剤を鎮咳剤と一緒に処方する。

C 点鼻薬など
 鼻汁には鼻汁の分泌をおさえる薬を用い、鼻づまりには鼻の粘膜に直接作用する点鼻薬を使う。
D うがい薬
 のどの痛みには、2%重曹や2%ホウ酸水、あるいは食塩水か番茶で、繰り返しうがいをする。

 口内錠
 口に含んで徐々に溶ける薬を、のどの粘膜に作用させる。

 声がれがひどいときは、2%重曹水で蒸気吸入をする。会話を制限して声を使わないことが肝要。

 化学療法
@ ウイルスには無効
 かぜでは、化学療法剤を用いるのがふつうになってしまったが、かぜの原因であるウイルスには化学療法剤は効果がない。むしろ、化学療法剤の乱用は弊害が多い。

 例外的に、マイコプラスマによるオウム病には化学療法は有効。

A 二次感染には有効
 ウイルス感染によって抵抗力の低下した呼吸器粘膜に各種細菌が二次感染をおこして、症状の悪化や合併症をおこす場合には、これらの細菌に対して化学療法が必要になるが、その判断は医師の診察、検査の結果に待つ。

B 予防的化学療法
 たとえばインフルエンザで、肺炎の合併を予防する意味で、発病当初から化学療法を行なう。慢性呼吸器病、心臓病、糖尿病の人や老人などで、肺炎を合併しやすく、いったん合併すれば重症になる恐れのある場合には必要なこともある。

 抗ウイルス物理療法(原因療法)
@ 療法の新分野
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 大部分の原因となるウイルスに対し、抗ウイルス物質を用いようとするもの。まだわずかな薬が用いられ始めたにすぎない。

A ABOB
 インフルエンザウイルスとアデノウイルスに効果があり、副作用もとくにない。ただ、たとえば結核に対するストレプトマイシンのように、劇的効果を発揮する薬ではない。

B アマンタジン
 インフルエンザに対して、予防的に用いる場合にだけ効果があるとされ、またA型とC型には効くが、B型には無効といわれる。

 初期の異常症状と、かぜのこじれ
@ 警戒を要する初期症状
 異常に高い熱、ことのほか激しい頭痛、強い呼吸困難や、かぜ症状にともなう吐きけ、嘔吐、下痢などが初期症状としてあらわれた場合には警戒する。かぜ以外の病気が、かぜの仮面をかぶっていることがあるからであり、しかもその病気の多くは、かぜよりはるかにやっかいなものがあるからである。

A かぜの合併症
 かぜ薬では一向によくならず、むしろ悪化するかぜがある。これは、細菌の二次感染によって、肺炎や気管支炎を合併してきたのである。このような場合、発病後4〜5日たってもかぜ症状はかえって強まり、ことに、せきやたんがひどくなる。熱も下がる傾向を見せない。

 このほか中耳炎や副鼻腔炎が起こり、耳痛、強い鼻づまり症状があらわれることもある。

B 肺結核・肋膜炎の進行
 かぜ症状だけがあらわれているため、かぜのこじれと考えていても、実は肺結核や肋膜炎などの呼吸器病がかくれていることがある。また、かぜによって、他の病気が誘発されている可能性もある。かぜのこじれを、放置してはいけない。
 



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