ビタミンB1欠乏症 かっけ

からだがだるい 足が重い

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 ★ ビタミンB1欠乏症=かっけ

 ビタミンB1の働き
 ビタミンB1は、からだの中でリン酸がついて、コカルボキシラーゼというものになり、大切な酵素カルボキシラーゼの成分となっている。

@ 糖質を分解
 カルボキシラーゼは糖質(でんぷん、砂糖など)がからだの中で分解するのに重要な役目をしている。B1が不足すると、糖質の分解がスムーズにいかないので、じゅうぶんな熱量を出すことができず、からだがだるくなり、またピルビン酸や乳酸がたまってきて、障害があらわれる。

A
 神経の伝導
 B1は神経の伝導にも大切な働きをするので、欠乏すると神経の働きが鈍くなる。

 かっけとは
@ B1が不足するとかっけになる
 白米にはB1がほとんど含まれていないので白米を主食として副食が粗末であるとB1欠乏になりやすい。そのうえ糖質を多く取ればB1の需要が増していっそうB1欠乏になる。

A 日本人に多かった
 日本、東南アジアなど白米を主食にする民族にはB1欠乏を原因とするかっけが多く、大正時代にはこれで死亡するものが年間3万人にもあり、一大国民病でもあったが、その後食生活も改善され、B1剤も普及して非常に少なくなった。
 
 症状・経過
 軽症のばあい
@ からだがだるい、足が重い、疲れやすい、動悸、息切れ、手足のしびれ感、下肢のむくみなどが出てくる。
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 よく調べてみると、はじめにひざの腱反射やアキレス腱反射が高まり、ついで弱くなる。

A 手足に軽い知覚鈍麻がみられるし、ふくらはぎをおさえると痛む。下腿の骨にそったところをおさえるとくぼみができて、むくみのあることが分かる。

 重症の場合
@ 神経麻痺が増強して手足の運動も不自由となり、歩行は不可能で、ベッドに寝たままとなり、知覚鈍麻も強くなる。腱反射もまったく消失する。

A
 じっとしていても動悸が激しく最低血圧はゼロまで下降する。これは血管が弛緩してしまうためである。

B かっけがひどくなるような場合は、食事中のタンパクも不足していることが多いので、血液中のタンパクも低下して、むくみがいっそうひどくなる。

 かっけにはむくみのひどいものと、軽いものがあるが、低タンパクになるとひどくなる。

C 食欲不振、胃腸運動も低下して、便秘になることも多い。

 かっけ衝心
@ かっけに急に心臓機能不全が起こった場合は、かっけ衝心といって非常に危険な状態になる。

A 強度の倦怠、激しい口の渇き、心悸亢進、胸内苦悶、呼吸促進などが起こり、強度の不安状態になる。このまましておけば数日、ときには数時間で死亡することもある。



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