脱水症 高張性脱水

低張性脱水 ミネラル

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 ★ 脱水症

 どんな病気か
 成人体重の約60%(小児では75〜80%)は水分であり、水なしでは数日しか生きられない。からだの水分が減少した状態を脱水という。脱水症には次の二つのタイプがある。

@ 高張性脱水
 たんに水分の欠乏によるもの。

A 低張性脱水
 水分も不足しているがミネラル(ことにナトリウム)不足による塩類欠乏状態をいう。体液の塩類の濃度はかなり一定しているので、この濃度に変化が起こると、いろいろの故障が起こる。

 原因
@ 高張性脱水
 水分は主として、尿と不感蒸泄によって失われる。たとえ無尿になっても不感蒸泄はあるので、それだけの水分は失われるわけである。もし水分をまったく摂取しないか、量が減れば、水分不足、すなわち脱水となる。

 不感蒸泄とは、呼気と皮膚からの水分の蒸発のことで、1日約900_gが失われる。発汗とは違ってミネラルは含まれない。

 高熱時には不感蒸泄が増加し、また昏睡時、乳幼児では水がほしいという意思の表明ができないので、そのまま放っておくと脱水を起こしやすい。
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A 低張性脱水
 嘔吐や下痢の激しい場合には、水分喪失と同時に胃液や腸液に含まれるミネラル(ナトリウム、クロール、カリウムなど)が多量に失われて、塩類欠乏をおこす。

B 高・低張の混合型
 発汗による脱水がそれで、激しい筋肉運動や発熱時、あるいは外界の気温が高いと、水分喪失と同時にミネラルことにナトリウムの喪失をともなう。これは高・低張性脱水の混合型である。

 盛夏時の筋肉作業では、1日に2〜5gもの発汗を見ることがまれではない。

 症状・経過
@ 高張性脱水
 軽度の脱水では口の渇きが激しく尿量が減る。水欠乏が強くなると、皮膚粘膜は乾燥し、衰弱が目立つ。さらに重症になれば精神異常となり、ついには死亡する。

A 低張性脱水
 脱水があるのに口は乾かず、倦怠、脱力感があり、重症になれば無欲、昏睡状態となる。嘔吐、けいれんなどもしばしばみられ、最後はやはり死亡する。

 治療
@ 高張性脱水
 水の補給が大切で水を飲ませたり、ブドウ糖液を注射したりする。

A 低張性脱水
 水を大量に与えてもミネラルを与えない限り回復しない。むしろ水だけを与えると、水中毒で死亡することさえある。この場合の治療は医師に任せること。

B 発汗による脱水
 水と一緒に食塩を適当に与える。
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