むし歯 歯垢

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 ★ むし歯

 むし歯とは
@ 歯のかたい部分が細菌の作用により、外部からこわされていく病気をいう。

A まず歯の表面をおおっているエナメル質に白い斑点ができ、それが小さな穴になる。

B 穴はしだいに大きく深くなり、エナメル質から象牙質に達し、さらに歯の中心にある歯髄までおよび、炎症を起こして、しだいにくずれていく。

 原因
 原因はまだ完全には分かっていない。しかし、次のような直接的な原因や間接的な原因が考えられている。

@ 直接的な原因
 歯のそしゃく面の溝、隣接面、根元などなどの部分にたまった歯垢の中の細菌が直接の原因と考えられる。

 細菌のなかにはタンパク質を溶かしたり酸を作ったりする酵素を出すものがあり、これが歯の表面の有機質やカルシウムなどを溶かすので、むし歯がおきると考えられている。

A 間接的な原因

 細菌の作用を助けてむし歯をおこしやすくする間接的な原因として、次のようなことが考えられる。

 歯垢をたまりやすくする原因
 歯ブラシの不正使用やうがいの不足、やわらかい粘りのある食物の摂取(とくに含水炭素を多く含んだ食物は、細菌に酸をつくる材料を与える)、歯の形や歯列の不正など。
 
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 歯自信をむし歯にしやすくする原因
 胎児期から幼児期にかけての主栄養素の不足とかたより、ビタミンDの欠乏、カルシウムの不足、カルシウムとリンの摂取の不均衡など。

★ 症状と治療

 症状
@ 初期には痛みがない
 むし歯は、歯のそしゃく面の溝、隣接面、根元の部分から始まる。ときには歯根の表面から始まることもある。むし歯が始まっても表面のエナメル質中を進む間は痛みは起こらない。

A 冷たい水や甘いものがしみるようになる

 むし歯が、象牙質まで進むと象牙質中の神経を刺激して冷たい水や甘いものがしみるようになる。

 冷たい水がしみるようになった歯を鏡で見て歯のそしゃく面、隣接面、根元などに青黒い場所が見つかれば間違いなくむし歯である。

B 痛みがおきてくる
 むし歯が象牙質を通って歯髄まで達すると歯髄炎を起こし、むし歯独特の痛みがあらわれてくる。

 治療
@ 初期の症状
 冷たい水がしみるようになったら、ただちに歯科医の診察を受けることが大切である。この時期に治療するとまったく痛みもなく、しかも短い時間で完全な治療ができる。

 この時期の歯科医の行なう治療は、むし歯になった部分を削り取り、掃除や消毒をしたあとにアマルガムやレジンを詰める。

A 後期の治療

 ひどい痛みが出てからの治療は、歯髄炎を併発しているので注射麻酔で歯髄をとり、そのあとを何回も掃除や消毒をしてから充填する。したがって時間も費用も大変な損失となる。
 
 ★ むし歯の予防
@ 歯の清掃
 食後かならず、歯ブラシを使って歯を磨き歯垢をためないようにすることが大切である。

A フッ素や銀などを塗る
 フッ素や銀などを歯に塗って防ぐ方法がある。フッ素は錠剤にしたものを飲んだり、フッ素入りの水道水を飲むことでもむし歯予防の効果をあらわす。

B 殺菌剤などの入ったうがい水の使用
 細菌の増殖をおさえたり酸をつくるのをおさえたりする殺菌剤や薬物、また唾液のアルカリ性を高めるための酸中和物質などを、歯みがきやうがい水に入れて防ぐ方法もある。

C 歯型や歯列の矯正
 歯の形や歯列を矯正したり、充填や義歯を正しく作り直し歯垢をためないようにする。
 
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D 主栄養素の偏向を避ける
 妊婦や小児の飲食物にビタミン、カルシウム、リンなどが不足したり、偏ったりしないように注意する。
 



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