下額の智歯周囲炎 化膿性の炎症

智歯周囲炎 治療の受け方

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 ★ 下額の智歯周囲炎

 どんな病気か
 下顎の智歯(第三大臼歯、親知らず歯)の周囲に起こった化膿性の炎症である。20歳前後に最も多い。

 症状・経過
@ 痛みとはれがあらわれる
 智歯の部分が急に痛み出し、その周囲の歯肉や粘膜がはれる。口が開きにくくなり、物を飲みこむときに痛む。体温が上昇する。また、下顎角部にある顎下リンパ節もはれて痛む。

 この程度のときに適切な治療を行なうと、約7〜10日くらいで症状がしだいに軽くなり、開口障害も取れてくることが多い。

A 炎症が広がる
 炎症範囲が広がり次のような炎症を起こす場合がある。このような重症例では、苦痛も大きく、また発熱にともなういろいろな症状があらわれてくる。
 
 口蓋扁桃の前方に膿瘍を形成する。
 咬筋から下顎の外側にかけてかなり強くはれる。
 口底に広がって口底炎を併発する。
 下顎骨骨炎に移行する。
 放線菌症が発生する。

 治療
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 智歯の部分に疼痛を感じたら歯科医に治療を受けることが望ましい。歯科医の行なう治療には次のようなものがある。

@ 直接的な治療
 局所の消毒と抗感染剤、および消炎剤の使用を主体にして治療を行なう。痛みに対しては鎮痛剤が投与される。

 膿瘍が形成されていれば、切開して排膿をはかるなどの対症的な処置が取られる。

A 間接的な治療
 智歯は、歯肉の下や骨内に埋状あるいは半埋状の状態で存在している。このような智歯の歯冠とそれをおおっている粘膜との間に、口腔と連絡する嚢状のすきまがつくられていることが多い。

 このすきまに食べカス(食さ)がたまって不潔となり、いろいろな細菌が生息する。この部分を清潔にするとともに再発をふせぐため、おおっている粘膜を切除して、歯冠を口内に出して不潔な場所をなくしたり、智歯そのものを抜去したりする方法が取られる。

B 入院による治療
 前述の治療は、通院でもできるが、症状によっては入院して加療する必要が生じてくる。

 家庭での治療
@ 安静と口内の清潔
 体温が上昇するので、できるだけ安静状態を保ちたびたびうがいをして、口内を清潔にするのが望ましい。
 
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A 栄養に富んだ流動食をとる
 食物は口が開かないので、流動食かそれに近い物をとる。口が開いてくるにしたがって普通食に変えていく。
 



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