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 ★ 人工栄養と乳歯

 ★ 人工栄養と乳歯

@ 人工栄養児はむし歯になりやすい
 人工栄養児はほ乳びんで授乳されるため母乳栄養児と違ってくちびるの運動機能の発達が不十分な場合が多い。そのためくちびるによる前歯の自浄作用がじゅうぶんに行われず歯ぐきに近いところにむし歯が発生しやすく、みそっ歯になる子どもが多い。

 人工栄養の場合にはこの点に注意し、前歯の清掃を早く行なう必要がある。

A 人工栄養児に多い習癖
 人工栄養で育てられる子どもには、とかく欲求不満がともないやすい。口に関係する症状としては長期にわたって指を吸う、くちびるをかむ、つめをかむなどの習癖がおこりやすい。

 指にたこができたり、つめが変形するほど強い習癖があると、歯並びが乱れるだけでなく、顔つきがたいへん見にくくなりやすい。

 このような習癖は上の前歯を出っ歯にしたり、奥歯でかんでも前歯がかみ合わずすきまができて、水を飲むときに舌の先を出すようになる。これは開咬という歯並びの異常発育である。

 ★ 乳歯のむし歯と永久歯の歯並び
 
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 乳歯がむし歯になっても、早く治療して原型に近い歯並びを維持させれば将来、美しい永久歯の歯並びが期待できる。

A 6歳ごろ生える第一大臼歯は、永久歯の歯並びをつくる最初の歯で、これが正しい位置に生えないと永久歯の歯並びが乱れてくる。そのためには乳歯の奥歯が健康であるか、正しく治療してあることが必要である。
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 奥歯がむし歯でくずれてしまった状態で第一大臼歯が生えはじめるとその生える場所が手前の方に移動して、以後生えてくる永久歯の位置がくるってしまうことが多い。

B 乳歯がむし歯で腐ると、乳歯と永久歯の生え変わりが都合よく行われず、永久歯が横から生えたり乳歯の根が歯ぐきから露出したりする。
 
C 永久歯の歯並びが乱れてしまうと、歯があっても噛めないことになったり、八重歯といわれる出っ歯ができたりして、機能上も外観上もよくない。

D 永久歯の歯並びを矯正する治療はかなりの費用と期間を必要とし、その時期も小学校から中学校にかけてのころになる。乳歯を大切に見守って早く治療しておくことは、経済上からも、また子どもの勉強のためにも非常に大切なことといえる。

 
★ むし歯のある子どもと甘味

@ むし歯があってよくかめない子どもは、舐めるだけですむ甘い物をほしがる。この甘味は乳歯のむし歯をさらに大きくしていき、腐った根ばかりにしてしまう。

A むし歯が広がると噛めないためにさらに甘味をほしがるという悪循環ができてしまう。治療することによって早くこの悪循環を断ち切る必要がある。

 子どもの歯科治療の受け方
@ 近所の歯科医や子どもに面識のある歯科医を家庭医として決めておく。また子ども専門の歯科医院、歯科大学の小児歯科にかかるようにする。

A 生後3年ごろから、むし歯が多発するから、そのころまでに診査を受ける。むし歯がひどくなっては治療費も高価になり治療期間も大変長くなる。

B 痛み出してからでは、手遅れになりやすいから早めに治療を受ける。

C 子どもは、少し訓練すればどんなことでもさせるようになる。はじめの2〜3回の通院は治療に慣らせるために期間と考える。

D 嫌がるからとか、可哀想だからと考えて受診を避けることは、かえって子どもを不幸にする。

E 治療時間は子どもが遊び疲れていない、午前中がもっともよい。
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F 治療中は歯科医の指示をまもること。痛まないからといって、途中でやめてしまうことは、かえってむし歯を悪化させるだけである。

G 初診時以外は、治療中は母親は子どものそばを離れて待合室で待つ方がよい。
 



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