歯肉炎 しにくえん

ホルモン性歯肉炎 思春期性歯肉炎

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 ★ 歯肉炎(しにくえん)

 どんな病気か
@ 歯ぐきに起こる炎症を歯肉炎という。

A 歯ぐきは口腔粘膜の一部が顎骨や歯の根もとをかこむため、とくに発達した丈夫な組織である。

B 歯ぐきは飲食物やその他外部からの刺激に絶えずさらされているために、炎症を起こしやすい。

 歯肉炎の種類
@ 単純性歯肉炎
 軽い歯肉の炎症である。歯垢、歯石がたまった場所やよく合っていない充填物、金冠などのある場所に起こる。年齢に関係なくほとんどの人にみられる。

A 急性潰瘍性歯肉炎
 もっとも重い歯肉炎である。歯ぐきに潰瘍ができるのが特徴。かぜのような全身的な病気、はなはだしい疲労、栄養障害などがあって、からだの抵抗力が弱まったときに起こる。青年期に多い。

 原因は完全には分かっていないが、患部にスピロヘーターと紡錘状菌が多く存在しているので、それらの感染が関係をもつと考えられている。

B ホルモン性歯肉炎
 各種ホルモン、とくに女性ホルモンの変動に影響されて起こる歯ぐきの炎症である。

 思春期性歯肉炎
 初潮に前後して2年のあいだに起こる軽い歯肉炎で約20%にあらわれる。歯と歯のあいだの歯ぐきが赤くはれる。痛みはなく、歯ブラシの使用時に出血する。月経が正常になれば自然になおる。
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 妊娠性歯肉炎
 妊娠に起こる歯肉炎で、約40%にあらわれる。妊娠3〜4か月ごろと9〜10か月ごろに起きやすい。出産後はすみやかに消える。

 ★ 単純性歯肉炎

 軽い歯肉の炎症である。歯垢、歯石がたまった場所やよく合っていない充填物、金冠などのある場所に起こる。年齢に関係なくほとんどの人にみられる。

 症状
@ 赤くはれて出血する
 歯肉が赤くはれ、指で押すとやわらかく、出血する。歯ブラシをかけたりリンゴを食べたりしても出血する。痛みはないが飲食物がしみることがある。

A 放置は危険である
 はじめ歯と歯のあいだに起こり、しだいに歯の根もとへ広がり、ときには歯ぐき全部に広がることがある。ほっておくと性質の変わった重い歯肉炎になることがあるし、大部分は炎症が深くすすんで歯槽膿漏になるから、決して軽視してはならない。

 治療
 歯石をとり、歯ブラシを正しくかけて口腔を清潔にすれば自然になおる。
 
 ★ 急性潰瘍性歯肉炎

 もっとも重い歯肉炎である。歯ぐきに潰瘍ができるのが特徴。かぜのような全身的な病気、はなはだしい疲労、栄養障害などがあって、からだの抵抗力が弱まったときに起こる。青年期に多い。

 原因は完全には分かっていないが、患部にスピロヘーターと紡錘状菌が多く存在しているので、それらの感染が関係をもつと考えられている。

 症状
@ 歯ぐきが急に赤くはれ痛みがおこる。

A 間もなく歯ぐきの表面がくずれて潰瘍となり、黄白色の汚い膜がつく。この膜をはがすと激痛とともに強い出血がおこり、強い口臭がともなう。

B 潰瘍はしだいに広がり深くなる。痛みも激しくなり、顎下リンパ節もはれて痛む。38〜39度の発熱がある。

C 熱いものや刺激性の飲食物は痛みで取れなくなり衰弱してくる。

D だいたい1週間で回復に向かう。

 治療
@ 口腔の清掃
 口腔を清潔にすることがもっとも大切である。患部にオキシフルをつけ、痛みを与えないために口腔を微温の重そう水で洗う。

A 抗生物質の使用
 抗生物質の注射内服のほかに、抗生物質の口腔錠を含ませる。
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 多少痛みの去ったところで患部を刺激しないように歯垢、歯石をとる。

B 栄養の補給
 ブドウ糖、ビタミンB、Cの注射をする。

C 家庭での注意
 安静にし、たびたび微温の重そう水でうがいをする。

D 予防
 突然発病するので予防が困難である。しかし、疑わしい症状があらわれたら、すぐに歯科医の診察を受け、軽いうちに処置する。

 歯肉炎や歯槽膿漏症があると、それが発病のもとになるから、日ごろ口腔を健康に保つことが何よりの予防になる。
 



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