根尖性歯周炎 こんせんせいししゅうえん

歯髄炎 歯髄腔

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 ★ 根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

 どんな病気か
 歯髄炎を起こしていた細菌が根尖組織に感染して起こす病気である。炎症は、慢性に経過するのがふつうであるが、しばしば急性化することがある。

 原因
@ 急性症状を起こす場合
 歯髄腔の治療をしている間に細菌をあやまって根尖の外部に押し出して起こす場合がもっとも多い。

A 慢性症状を起こす場合
 炎症が慢性に経過するのは、根尖の病変部の細菌の毒力とそれをかこむ組織の抵抗力との間のバランスがとれているためである。したがって、歯髄腔から毒力の強い細菌が加わったり、全身の抵抗力が弱まったりすれば、バランスがやぶれて急性化する。

 症状
@ 慢性に経過する場合
 最初は根尖部に小さなうみや細胞の集団ができる。集団はゆっくり大きくなり、うみをためた袋状になる。数年から十数年かかって、指の頭ほどの大きさになる。痛みがないので症状に気づかないで過ごす場合が多い。

A 急性に経過する場合
 歯が浮く感じから始まり、やがて鈍い痛みがおこる。歯をかみ合わせたり、たたいたりすると痛みが増す。

 痛みはしだいにひどくなり、絶え間なく脈を打つようになる。歯はゆるみ、ふれると激痛を起こす。根元の歯ぐきは赤くはれ、体温も38度以上になる。
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 あごの下のリンパ節がはれ、押すと痛む。

 後期になると、歯ぐきのはれはさらに増し、やわらかくなる。腫脹の真ん中に黄色い点ができる。また、ほおや顎にもはれが広がる。やがて黄色い点が破れて膿が流れ出る。痛みはしだいに弱まり体温も下がる。

 前述の経過はだいたい24時間で終わる。

 ★ 合併症と治療

 合併症
 急性根尖性歯周炎は、まれに上顎へ広がって蓄膿症を起こしたり、上下顎の骨に広がって骨髄炎を起こしたりする。このようにむし歯から歯髄炎・根尖性歯周炎・顎炎と進む病気をまとめて歯性顎炎と呼ぶ。

 治療
@ 急性炎症の場合
 歯髄腔を開いて根尖部の穴を広げ、根尖の外部にたまった膿を排除する。同時に、抗生物質やその他の薬剤を患部に塗布したり、痛み止めや抗生物質を投与する。

 患部を冷湿布したり、かたい物をかまないよう注意する。

 炎症がさらに悪化して歯ぐきがはれているような場合には、切開して排膿を行なう。炎症がしずまれば、歯髄腔からの治療に切り替える。

 根尖の炎症が広範囲に起きている場合には、外部から穴をあけて炎症部分を除去し、歯根の先を除去する根尖切除手術を行なう。
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A 慢性炎症の場合
 歯髄腔からの治療を行なう。

 予防
 むし歯や歯髄炎を軽視しないではやく歯科医の治療を受け、炎症が広がらないように注意する。
 


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