歯髄炎 しずいえん

歯髄充血 急性歯髄炎

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 ★ 歯髄炎(しずいえん)

 どんな病気か
 むし歯の原因になった細菌が歯髄に入って起こす炎症である。歯髄充血・急性歯髄炎・急性化膿性歯髄炎・慢性歯髄炎などがある。

 症状
@ 歯髄充血の場合
 もっとも症状の軽い歯髄炎である。飲食物などの刺激(冷、熱、甘)で歯髄に一時的な充血が起きた場合で、不快感、軽い痛みがわずかなあいだ起こるのが特徴。

A 急性歯髄炎の場合
 歯髄充血が少し悪化したものが急性歯髄炎である。自然に痛みがおこり、それが続いたり途切れたりする。また飲食物の刺激があると痛みが強まる。歯をたたいても痛みを感ずる。

B 急性化膿性歯髄炎の場合
 もっとも症状の激しい歯髄炎である。痛みは絶え間なく続き、とくに熱いものがふれたり、夜床に入ってから痛みが増すのが特徴である。さらに悪化すると、脈を打つような痛みに強まる。顔全体が痛むように感じる。食事や睡眠もできなくなり、鎮痛剤もほとんどきかなくなる。

C 慢性歯髄炎の場合
 急性歯髄炎がしずまった状態のもので、自然に痛みがおこることがなく刺激に対してもあまり反応しない。

 たいてい大きなむし歯の穴があり、なかに食物の残り、腐敗物、細菌などがつまっていて臭い。穴に食物をかみこむと痛んだり出血したりすることがある。
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 歯髄は表面から潰瘍になって崩れていき、腐敗して死んでしまうのがふつうである。

 逆に、歯髄の組織ができ物のようにむし歯の穴の中に増殖してくる場合もある。

 歯髄の死んだ歯の色は、青黒く変わり、炎症は、歯根の先の穴を通して外部の組織に広がる。

 ★ 治療と予防

 治療
@ 痛みをとる
 治療の第一の目標は痛みをのぞくことである。

 歯髄充血の除痛
 むし歯の部分を除去して外部からの刺激が伝わらないように充填すれば痛みが止まる。

 急性歯髄炎の除痛
 外部からの刺激をのぞくとともに、炎症そのものの治療を行なわない限り痛みは止まらない。

 急性化膿性歯髄炎の除痛
 歯髄腔に穴をあけ、なかの圧を下げるとともに、膿を出して激痛をとめる。

A 再発を防ぐ
 治療の第二の目標は炎症部分を完全に除去し、再発をふせぐこと、炎症が広がらないように防止することである。

 歯髄充血
 むし歯の穴を掃除や消毒をしたあと充填するだけでよい。

 重症の歯髄炎
 麻酔注射か歯髄を殺す薬を用いて、痛みを止めてから歯髄を取り除く。取り除いたあとの空洞をじゅうぶん掃除したり、消毒してからゴムや薬剤を詰める。

B 家庭での治療
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 歯が痛みだしたら歯髄と考え、はやく歯科医の診察を受けることが大切。しかし応急処置として、むし歯の穴を脱脂綿でふき清潔にしたあとにヨードチンキをつけ重そうの粉を入れて綿をかませると、一時的ではあるが痛みが止まる。

 予防
 むし歯の予防がもっとも大切なことである。そのためには口腔を清潔にする。また、むし歯は古くなった充填物や金冠の下からも起こりやすいから、1年に2〜3回は、歯科医の診査を受けたりすることが必要である。
 



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