小児の伝染病 ポリオ

脊髄性小児麻痺 ポリオウイルス

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 ★ ポリオ=脊髄性小児麻痺

 どんな病気か

@ ポリオウイルスによって起こる伝染病疾患で、多くは発熱とかぜのような症状に引き続いて、四肢や顔面などの筋肉の麻痺をおこす。
 脊髄性小児麻痺、急性灰白髄炎ともいわれる。

A 欧米諸国では、小児のほかに成人の例も少なくないが、わが国では、ほとんど乳幼児で、年長児や成人には少なく、生後6ヶ月以内の発病も少ない。

B 夏から秋にかけて多くみられる。

C 患者は、男児のほうが女児よりやや多い。

 感染経路と発病の誘因

@ 経口感染
 ポリオウイルスは、主として患者の腸管壁の細胞の中で増殖し、発病後数週間にわたって糞便のなかに排泄されるもので、赤痢と同じように、それがいろいろな経路を経て口に入ると感染することになる。

A 飛沫感染
 初期の患者の咽頭部にもウイルスがいるので、かぜのばあいと同じように、飛沫感染もありうる。
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B 感染後のウイルス

 感染後、腸やのどで増殖したウイルスは、患者の血液の中に入り、脊髄や脳の運動神経細胞に達して病変を起こし、麻痺をおこす。

C 発病の誘因
 過労、外傷、扁桃腺の摘出その他の手術、抜歯、ポリオと直接関係のない予防接種や薬剤の注射などが、ポリオの発病を誘発することがあるといわれている。

 症状・経過

@ 潜伏期
 7〜10日またはそれより短いと推定されている。

A 初期症状
 麻痺があらわれる前に、多くのばあい発熱その他の初期症状がみられるが、ときには前日までまったく健康と思われた小児に、翌朝麻痺がみられることもある。もっとも多くみられる症状で、その持続期間は数日以内のものが多く、またときには二相性の発熱(いちど解熱してから再び発熱する)をみることもある。

 発熱以外の初期症状としては、四肢や背部その他の痛み、発汗、吐きけ、嘔吐、下痢または便秘、せき、のどの痛み、ときにはけいれんや意識障害、四肢や首が突っ張る、尿が出にくい、などの症状がみられる。

B 麻痺
 ポリオでは知覚の麻痺はなく、すべて運動麻痺である。原則として弛緩性麻痺で、筋肉は緊張がなくなり、腱反射は消えるか、弱くなる。発熱が2〜5日続き、解熱するころに麻痺があらわれることが多い。

 麻痺の部位
 規則性がなく、一般に左右非対称的である。下肢に多く、上肢がこれに次ぎ、顔面、頚、胸腹部、背部などの麻痺は少ない。
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 麻痺の程度・範囲
 症例により一定しないが、いっぱんに病初期の重く、その後、時日の経過とともに範囲もせまくなり、ある程度回復し一部の筋肉群に固定した麻痺が残るものが多い。



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