小児の伝染病 ジフテリア

ジフテリア菌 急性伝染病

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 ★ ジフテリア

 どんな病気か

@ ジフテリア菌によって起こる急性伝染病で、咽頭、喉頭、気管、鼻腔などがおかされる。

A 病気か進むと、ジフテリア菌のつくる強い毒素が、心臓や腎臓、さらに神経などの大切な臓器をおかす。手遅れになると、薬を多く用いてもこの毒素を消すことができなくなる。

B ジフテリアに一度かかっても、免疫は短い期間しか残らないため、はしか(麻疹)と違って、再び発病することもある。

C 年齢的には、1〜2歳の幼児に多く10歳以上になると少なくなる。

D 季節的には、秋から多くなり、冬にもっとも多く、春には少なくなる。

 感染経路

@ 病原菌は、患者のせきやくしゃみなどにより、直接のどなどに侵入する(飛沫伝播)。

A ジフテリア菌をもっているが、病気にかかっていない保菌者もそれほど少なくないので、この保菌者から感染することもある。

 症状・経過

 潜伏期間は、ふつう2〜5日で、それより短いこともある。ジフテリア菌の繁殖する部位によって、咽頭ジフテリア、喉頭ジフテリア、鼻ジフテリアに区別され、それぞれ症状・経過に違いがある。

 重症型
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@ 非常に悪性のもので、発病してから数時間のうちに、偽膜が鼻、のどから気管へと広がり、色も汚い黒褐色を呈する。

A 首のリンパ節も大きくはれ、顔面全体がむくんだようになり、真っ青となる。

B 嘔吐が強く、呼吸もはやくなる。くちびるとか手足が紫色となり、数日以内に心臓衰弱か肺炎で命を落とす。

 最近は、重症型はめったに起こらないが、油断は禁物である。

 菌の毒素による障害

 菌の毒素による障害は、病気の軽重により、また治療開始の時期により、程度が違う。

@ 口蓋帆の麻痺
 障害の中でもっとも多い。麻痺のため、水を飲むとき鼻へ逆流したり、鼻声になる。

A 脳神経障害
 生命にかかわる重大な障害である。

B 心臓障害
 心臓の筋肉が毒素におかされ、急に心臓が弱ることがある。発病後10日前後に起こりやすいが、一見回復して2ヶ月くらい経ってから、突然心臓麻痺がおこることがある。そのためジフテリアが軽く済んでも、2ヶ月間は、激しい運動をひかえる。
  



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