栄養代謝障害 ビタミン不足

ビタミン 離乳食

身近な病気の知識
Home子どもの病気 > 小児のビタミン不足による病気


 ★ 小児のビタミン不足による病気

 小児のビタミン不足について

@ 乳児のばあい
 どのビタミンも発育、成長に欠くことのできない栄養素であるが、母乳ではときにビタミンA、B1、B2、Dの不足することが少なくない。

A 離乳食のばあい
 その種類が限られているため、食物から取るビタミンの量がときに不足することもある。

B 偏食、病気のばあい
 偏食の強い子、急性の熱性疾患、長期間の下痢、抗生物質の長期投与などで欠乏することがある。

C ビタミンA、D、Kなどは、多く用い過ぎると過剰症をおこすので注意を要する。

 ビタミンB1欠乏症

 乳児かっけ、小児かっけが起こる。現在非常に少なくなったが、症状の明らかでない潜在性のものがみられることがある。

@ 原因
 食事ことに乳汁中のB1不足。また炭水化物の多い食事をとったり、暑熱、発熱のさいにはB1の消費が高まり不足を起こしやすい。下痢や肝機能の悪いときもB1の利用が障害される。

A 乳児のかっけ症状
スポンサードリンク
 2〜4ヶ月の乳児に多い。初期症状として不安、不機嫌、食欲不振、吐乳があり、緑色、粘液便で1日数回から十数回の下痢は体重の増加を停止させる。泣き声が弱く声がかすれ上眼瞼が下垂する。手足にむくみを、脈拍は早く弱まり、呼吸は早くうめき声を出す。尿量の減少。ときには四肢の強直、けいれん、嗜眠も起こる。

B 小児かっけの症状
 疲労、倦怠、下肢のむくみ、感覚の異常、頻脈など。

 ビタミンB2欠乏症

@ 原因
 B2摂取の不足、下痢などにより吸収の阻害されるとき、肝臓などでB2利用の悪い場合、また抗生物質を長く用いたときなどに起こる。

A 症状

 口角炎、口唇のただれ、舌が鮮紅色にはれ、乳頭が委縮して灼熱感をもち知覚を欠くようになる。目の症状として角膜の血管の拡張、充血がみられ、自覚的にはまぶしくて涙が出て不快感をうったえる。皮膚と粘膜との境い目(とくに鼻孔の開口部、耳たぶ、陰部)に発疹、びらん、落屑がみられる。乳児では吐乳、下痢、体重の増加停止のような全身症状がみられる。

 ビタミンB6欠乏症

@ 原因
 食事中のB6不足、腸内細菌による生成の阻害、腸管からの吸収障害、発熱などで体内の消費増加など。

A 症状
 食欲不振、脱力感、悪心、嘔吐、口周囲の湿疹、まゆ毛、目の周囲のびらんのような皮膚症状のほかに貧血、けいれんを起こすこともある。

 乳児のなかには特にB6の必要性の高いものがあって、不足しやすく、簡単にけいれんを起こす。

 ビタミンC欠乏症

 ビタミンCは血液凝固、歯、骨の発育、感染に対する抵抗力の産出、解毒などに関係するので、不足するといろいろの障害があらわれるが、いちばん知られているのは乳児壊血病である。

@ 原因
スポンサードリンク
 新鮮な果物や野菜不足、乳児では過熱でCの失われた乳汁を摂取した場合、急性慢性の感染症(結核、肺炎、はしかなど)でCの消費の多いとき、下痢など。

A 乳児壊血病の症状
 脚を動かすことを嫌い、おしめを替えるときに泣く。これはC不足で骨膜下に出血するためである。眼瞼、ほお、耳や首の周囲、肩、腕などの皮膚に小さい出血斑を見る。歯肉がはれ口や鼻などの粘膜から出血し、血尿、血便をみる。
 



こちらのサイトは情報提供の場として行っていますので、記述の内容に100%の正確性を保障するものではありません。 サイトの内容につきましては、自己責任によりご利用下さい。また当サイトで生じた一切の損害や負傷、その他についての責任は負いかねますので御了承くださいますようお願い致します。



Copyright (C)  身近な病気の知識 All Rights Reserved