消化器 急性消化不良症

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 ★ 急性消化不良症

 症状
 人工栄養児または離乳期の子どものほうが、母乳児より重いことが多い。

@ 嘔吐
 溢乳をのぞいて、乳を吐く場合、とくに人工栄養児や離乳開始後の乳幼児では、もはや単一症候性とはいえない。とくに、ミルクや離乳食を与えたのち、2〜3回と吐くときは、急性消化不良症とみてよい。

A 全身症状
 食欲の低下、不機嫌、夜よく眠らない、あるいは習慣的に昼寝の時間以後にうとうとと眠りがちである。発熱がある場合とない場合がある。

 熱がある場合は、腸管外感染があると考えてよい。

 原因・合併症
@ 腸管内感染
 赤痢菌やサルモネラ菌の感染、病原性大腸菌でおこるが、この原因による消化不良は最近少なくなっている。

A 腸管外感染

 細菌やウイルスが胃や腸以外の場所について炎症をおこす。

 上気道感染(かぜ)によるものが大部分であるが、中耳炎・腎盂膀胱炎・はしか・百日ぜき・皮膚化膿症(おできや湿疹)によることもある。

 治療・家庭での注意
@ 母乳のばあい
 授乳を制限する必要はなく、ただ授乳間隔を3〜4時間に一定する。単一症候性下痢症と同様、ふつうの止痢剤を用いる。
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 かぜ・中耳炎・腎盂腎炎など腸管外感染の治療をする。

A 人工栄養・離乳期のばあい
 食事療法が治療の主流となるから、医師の指導のもとに行なう。食事療法をしていても嘔吐があるときは、脳症状の一つと考え、飢餓療法を嘔吐が止まるまで続ける。

 飢餓療法
 少量ずつ番茶、白湯、あるいは経口用電解質剤(体に必要ないろいろな塩類を含む顆粒状製剤で一定量の水に溶かして飲ませる)を与える。大切なことは必要な水分を補給することで1日に体重1`cあたり150ccを飲ませるように努めるが、食欲不振や、嘔吐のため、目標だけ飲まないことが多い。

 水分摂取量が必要量に満たないときは、不足する水分は電解質液(種々の塩類とブドウ糖を適当に溶かした液)の形で皮下に注射することが多い、これを大量皮下注射という。

B 番茶や白湯も吐くときは、消化不良は重く、次の中毒症が近いと考えて、中毒症に準じた治療をする。
 



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