子どもの病気 元気がない

食欲がない イライラする

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 ★ 子どもの病気の症状の特徴

 全体のようす
@ 元気がない
 子どもは元気なもので、熱がかなり高くても横になろうとはしない。しかし、ふだんの元気がなくなり、戸外に出たがらず、いつもごろごろしているようなときは、重大な原因が潜んでいるとみてよい。

 小児結核などの初期では、寝汗、せきといったおとなにみられる症状はごくまれで、元気がない、食欲がない、イライラするといった症状が先行するのがふつうである。

 急性の熱病のときでは、比較的元気がよければ、だいたいかぜその他の呼吸器疾患のことが多い。これに反して、ぐったりしているときは、腸炎のことが少なくない。

A 寝ているときのようすで病気の存在がある程度分かる。

 足を縮めておなかを保護するような姿勢は、腹痛のときである。
 
 手足にふれると激しく泣いたり、おむつの交換のときなどに激しく泣くときは、手足もしくは腰の付近に痛みのあることをしめす。

 乳児の耳痛のときは、激しく泣くか、ときどき激しく泣いて耳のまわりに手をもっていくことが多い。

 頭痛のあるときは、頭をかきむしるような様子をしめすことがある。
 
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 口の中に痛みのあるときなどは、よだれが多くなるし、しばしば指を口の中にさしこんだりする。
 
 顔つき
 健康な子どもは、明るい無邪気な生き生きした顔色をしている。だるそうな、また苦しそうな顔つき、イライラした顔つき、ぼんやりした顔つきなど、ちょっと注意すればいろいろと見当のつくことが少なくない。神経質で眠りの浅い幼児や、疲れている幼児などは、しばしば目のまわりに薄黒いクマが出ている。

 呼吸
@ 新生児や生後2〜3カ月ころまでの乳児の呼吸は、ともすると不整になりやすい。これは呼吸中枢が未熟なためで、べつに病気ではない。乳児の呼吸数は1分間に30〜40もあり、これが成人では重い病気を意味するが、乳児はそれでいて至極健康である。

A 肺炎や重い気管支炎のときは呼吸が早くなり、1分間に60〜80を超すこともある。このようなときは小鼻を動かし、呼吸の補助がなされる。

B あくび、ため息は幼児の大腸炎、赤痢などの症状であることがある。

C 鼻がつまるときは鼻にかかった呼吸音がし、ひどければ口呼吸をする。

D 呼吸のたびごとにゼイゼイと音がするのは、たんや粘液がたまるか、その他の原因によって気道が狭くなっている徴候で、乳児の気管支炎や、幼児以上に多いぜんそくのときにみられる。

 
 子どもは一般に脈がはやい。1分間に130くらいあるが、150以上になることも珍しくない。このため脈だけで子どもの病気の重さを判断することは難しい。ただし、幼児の急性腸炎などでは、高熱とともに脈が150以上にもなり、重い顔つきをしているが、病状が好転するときは熱は下がりはじめ、速脈もしだいにおさまってくることが多い。

 泣き声
@ 高い泣き声は、むしろ病気が軽いことを意味している。本当に重い(肺炎・下痢症など)ときには、むしろ泣かないものである。ただし、乳児の中耳炎のときなどは、一晩中眠ろうとせず、ときどき思い出したように泣き続けることがある。

A 乳児の重い腸重積のときには、腹痛発作のあるたびに、ひとしきり激しく泣くのが特徴である。

B 泣き声がかれているときは、喉頭の病気が疑われる。

 顔色
@ 顔色が悪いのは、真性の貧血(赤血球が350万以下、血色素が1?g当たり10〜11c以下)と呼んでよいものと、赤血球数や血色素量は正常であって、しかも皮膚の色が蒼白に見える、いわゆる外観上の貧血(仮性貧血)とみられるものとがある。数においては後者の方が圧倒的に多い。子どもには失血貧血は少ない。

A 発育のさかんな乳児や思春期のはじめころには、軽い貧血が多くみられる。それは、離乳が遅れたり、食事が悪かったり、偏食がひどかったりして、鉄分の摂取量が少なく、血液が不足するためである。また乳児では、たびたび熱を出したりするので、血球がよけいに使われることが原因になることも少なくない。

B 見かけ上顔色が悪いというのは、6〜15歳ころの子どもに多い。これには、生まれつき神経質で顔の血管が収縮しているとき、もしくは顔の血管がもともと細いたちであったり、または心臓血管系の発育がじゅうぶんでないために血液の多くが内臓に集まるなどいろいろの原因がある。ある場合には、日光浴や運動、栄養をよくすること、じゅうぶんな休養などで、見違えるようによくなることがある。

C 一般に顔色が悪いといわれる子どものなかでも、たとえばおこったときとか、入浴後などに顔色が紅潮するようなものは、神経性に血管収縮のために起こると思われるので、あまり心配することはない。
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 便について

@ 正常なことが多い
 乳児の便については、多くの母親は神経質すぎるきらいがある。母乳栄養では生後2〜3ヶ月くらいまでは、粘液やブツブツが多く、ときには緑便が出る。また回数も少なくて1〜2回、多くは7〜8回もある。これらはすべて、乳児の腸の機能が未熟なために起こるもので、病的ではなく、生理的なものである。

 ときには、このような便が人工栄養児にもみられるが、もし乳児の発育が順調で、元気もよいというようなときは、体質的なもので単純下痢と呼ばれる。また近年はミルク栄養の乳児でも、しばしば緑便がみられるが、これも異常ではない。

A 下痢便は臭気に注意
 下痢症のときにみられる便で、腐ったような悪臭がするのは、腸の中に病的腐敗があらわれているしるしである。特別強い酸臭のするのは、腸の中で異常発酵が起こっているためで、ただちに小児科の診察を必要とする。

B 水様便

 水様便が噴水のようにたびたび出るような場合は、乳児の体内から必要なミネラルや水分がどんどん出てしまい、急に脱水におちいることがある。

C 便秘
 乳児、幼児にときどきみられる。便がかたく、ウサギの糞のようになり、肛門から出にくく、ときには出血したりする。

 乳児の便秘の多くは、母乳やミルクの飲み量が少ないときに起こる。また離乳期以後では、タンパク質が多すぎて、炭水化物や水分が少ないときに起こりやすい。

 乳児の便秘は、偏食でも低栄養でも起こるが、多いのは遊びに夢中になり、排便をおこたるためである。

D 鮮血便
 乳児の腸重積のはじまりに、鮮血便が出ることが多い。顔面蒼白となり、発作性に苦しげに泣くときは、まず血便かどうかを確かめる必要がある。
 



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