消化器の病気 乳児下痢症

乳児 下痢

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 ★ 乳児下痢症

 どんな病気か
 おとなは、数日あるいは数週間、下痢をしてもそれほど重い状態にはならないが、乳児の下痢は、容易に重い状態になり死ぬこともまれではない。

@ 軽症から重症まで範囲が広い
 きわめて軽症で治療を要しないものから、非常に重症で種々の集中的治療を要するものまでさまざまである。

A 急性と慢性
 病気の起こり方は、急にはじまって1〜2日で重態におちいる急性のものから、だらだらと下痢が続いてしだいに悪くなる慢性のものまで範囲は広い。

B 原因と誘因
 栄養過誤、感染、養護の欠陥、異常体質の四つが原因または誘因とされている。

 予防
@ 栄養
 月齢に相当しない過剰な量や濃厚な人工栄養、不消化物、離乳の失敗などは、乳児の消化管に大きな負担となるし、また調乳や離乳食の調理が非衛生的であると細菌汚染が腸管内感染の原因となるから注意する。

A 感染
 乳児下痢症は、腸管外感染によるものが多い。中耳炎、咽頭炎、気管支炎、腎盂膀胱炎、百日ぜきなど、細菌やウイルスの感染は、下痢症の誘因となるから、早期に抗生物質などで治療しておく。

 単一症侯性下痢

 症状
@ 単一症候性というのはたった一つしか症状がないという意味で、その唯一の症状が下痢であることから、この病名がある。
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A 便に水分が多く、粘液や顆粒(ぶつぶつ)があり、緑便でも、お乳をたくさん飲み、顔色もよく、熱もなく、機嫌もよい。

 治療・家庭での注意
@ ケイ酸アルミニウム剤、タンニン酸剤、カルシウム剤など止痢剤を用いる。

A 単一症候性下痢に対しては、特別の治療を要しない。毎日の食事が必要なカロリーを含んでいるか、体重の増加が順調であるかに注意する。

 母乳の場合
 母乳栄養児の下痢は多くの場合単一症候性である。この場合下痢を心配せず、積極的に授乳する。長いあいだカロリーが不足すると、体重は増加せず、便は飢餓便といって黒褐色の粘液下痢便となることがある。

 人工栄養の場合
 この場合にもミルクを減量したり薄めたりすることはかえって悪く、ただ授乳時間を一定にする程度でよい。

 離乳期
 離乳の進行を足踏みしながら様子を見る。6ヶ月以上の乳児で長く下痢が続く場合は、医師の指導のもとに離乳を開始してかえって好結果を得ることがある。
 



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