乳児湿疹とは

乳児湿疹 夏

子どもの皮膚の病気;乳児湿疹
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 乳児湿疹とは
 乳児の皮膚は、外界の刺激に弱く、入浴、衣服などの刺激によっても簡単に湿疹ができることがある。乳児の10%がこの病気にかかるといわれる。

@ 季節に関係する
 乳児湿疹は夏期に入ると自然になおり、寒冷期に向かうと再燃してくることが多い。しかし夏季にかえって悪化する例もあるがこれは汗の刺激によると考えられる。

A 年齢に関係する
 なおりにくい湿疹も満1歳ごろになると自然に軽快して、2〜3歳になると全治することが多い。まれには学童期まで繰り返す場合もある。

B アトピー湿疹の特徴
 季節や年齢に関係して症状に消長があるのはアトピー湿疹の特徴で、乳児湿疹の大部分がアトピー湿疹であるという説もある。

C 小児ぜんそくを併発
 皮膚の症状が軽快するころ、小児ぜんそくがあらわれてくることがある。

D 種類
 乳児湿疹には、乳児急性湿疹と乳児脂漏性湿疹の二つのタイプがある。

 乳児急性湿疹
 症状・経過
 乳児の皮膚に、皮膚変化がみられるが乳児の場合は顔面だけに限られているのが特徴である。
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@ 小丘疹があらわれる
 両方のほほがまず発赤し、いわゆる乳痂(ほおずれ)の状態となり、ついで小丘疹があらわれてくる。発赤だけの時期にはかゆみが軽いが、丘疹があらわれてくるとかゆみが強くなる。

A 痂皮を形成
 かくことにより、漿液が流れ出てかたまり、痂皮(かさぶた)ができる。この痂皮に化膿菌が繁殖して膿痂疹(とびひ)様となることもまれにはある。両ほおにこのような変化をみることが多いが、口囲にだけおこることもある。これは唾液の刺激(よだれ)とみてよい。

 あごより頚部にかけて発赤し、わずかに湿潤することがある。これは衣服の刺激と考えてよい。

B 躯幹におよぶ

 病変が進むと顔面全体をおかし、頭部から頚部さらに躯幹におよぶこともある。このようなことはまれであるが重症と考えてよい。

C 湿疹死
 全身に湿疹様の変化があらわれた場合は生命に危険があり、湿疹死の心配が出てくる。

 このような症例は多くはアトピー湿疹の乳児型とみてよい。

 乳児脂漏性湿疹
 症状・経過
 出生後間もなく、前頭部にうすい黄色調の屑痂(かさぶたの一種)があらわれることがある。これを油性脂漏という。多くのばあい植物性油でふくと自然に消散するが、乳児の体質によっては一向になおらず、さらに拡大し、定型的な脂漏性湿疹となることがある。

@ 脂漏部位を好んでおかす
 被髪頭部、まゆ毛、鼻唇溝、口囲など脂漏部位を好んでおかし、黄色味をおびた油性の痂皮(かさぶた)をつくる。

 軟膏療法で簡単になおる場合もあるが、さらに急性湿疹の状態に進む場合もある。
 
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A 暗褐紅色の紅斑に
 胸部、背部に拡大した場合は、脂漏性湿疹に特有な境界のはっきりした暗褐紅色の紅斑として散在するが、大きさはいろいろである。かゆみは浸潤は、急性湿疹に比べて軽い。

 おとなの脂漏性湿疹とだいたい同じとみてよい。

 
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