子ども ペルテス氏病

ペルテス氏病とは

子どもの骨・関節・筋肉の病気;ペルテス氏病
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 どんな病気か
 10歳前後の子ども(男に多い)の大腿骨頭(股関節のなかにある大腿骨の上端)に変質が起こり、しだいにつぶれていく病気で、このため跛行(びっこ)し、足が短くなり、成人になってから股関節に変化を起こして痛みがあらわれ、歩くのが困難になる。

 症状・経過
@ もっとも目につくのは跛行で、ことにかけるときにいちじるしい。また疲れてくるとひどくなる。
 関節炎のような強い痛みはなく、鈍い痛みが股関節部にある。

A 股関節部を見てもはれもなく、熱も持っていないし、肢を股関節で屈伸しても苦痛はない。しかしまたと膝でそれぞれ直角に曲げてひざを外側に倒す運動が強く制限される。

B 経過は長く、骨頭があまりつぶれない前に治療を開始したものは、3〜6か月ごろより骨が回復しはじめ全快するまで1.5〜2年かかる。進行してから加療したものは2〜3年かかって、しかも不完全で、骨頭の変形を残す。
 
C 生命に関係ないが、下肢の運動ができないため、脚の発育が遅れて短くなり、びっことなる。

 治療
 股関節部のX線撮影で、骨頭の変質の程度とつぶれが明瞭にみられるが、子どもに多い結核性股関節炎、内反股先天性脱臼との区別がはっきりする。

@ 免荷療法
 骨頭のつぶれを厳重に防止することで、すでにつぶれた骨頭を速やかに回復させることが大切。このために骨頭に重みがかからないようにギブス包帯で固める。約1〜2カ月すると慣れてくるので、取り外しのできる支持用装具をする。
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 このような免荷法が厳重に守られるなら入院する必要はなく、月に1〜2回医師の診察を受けるだけでよい。

A 手術療法
 骨頭のつぶれの回復を早めるために手術法があるが、しいてする必要はない。

B 薬剤
 唾液腺ホルモンのパロチンが回復をはやめるというが、厳重な免荷療法を併用しないと効果はない。

 家庭での注意
@ ギブスは水分ことに塩分に弱いので寝小便に注意する。

A 支持用装具は、成長にしたがい、小さくなるので医師に適合を調べてもらう。

B 装具の除去は素人判断でやらないこと。
 
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