関節・筋肉の病気 筋性斜頚

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 ★ 先天性筋性斜頚

 どんな病気か
 くびの横にある筋肉(胸鎖乳突筋)が生まれつき弱いため、出産後に筋肉の変性が起こり、瘢痕を生じ、筋肉の発達が阻害されて、くびがいつも一方に曲がっている病気である。

 初産児、難産児、逆児に多い。

 症状・経過
@ 頭と顔の姿勢
 たとえば右側が悪い場合は、頭を右に傾け、顔を左に向けている。左が悪い場合はこの逆である。顔を反対側に向けようとしても抵抗があり、向きにくい。

A 首のようす
 患部側の首の横に小指頭大から母指頭大のかたい腫瘤がある。この腫瘤は生まれたときは目立たないが、しだいに大きくなるので、生後1〜2週後には気づく。

 ときには腫瘤のない場合もあるが、筋肉はかたく緊張している。

B 放置した場合
 しだいに顔が変形してくる。患部側の発育が悪く、顔半分が小さくなる。年長児の場合は改善の期待は持てない。

 治療・家庭での注意
@ 新生児
 不必要な刺激を筋に与えないように安静をはかる。顔を正面に向けた姿勢で綿包帯を首に巻くことが必要である。

 抱くときは、頭と体を固定して動かし、哺乳のさいは患部の側から与える。

 寝かせるときは、枕の左右を高くして頭が移動しないようにする。砂嚢、もみ殻入りの枕が便利である。ドーナッツ型の輪をつくって後頭部がすっぽり入るようにしてもよい。明るい窓側を患部の側にする。
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A 生後1カ月過ぎ
 徒手矯正とマッサージを行なって、筋肉の発達と瘢痕の軟化をはかり、筋肉が短縮するのをふせぐ。このあと首を矯正位で固定しこれを毎日繰り返す。

 徒手矯正は、頭部の屈折と回旋が左右同じになるまで行なう。

B 生後6ヶ月〜1年過ぎ
 半年を過ぎたもかたい腫瘤があり、筋肉の緊張が強く、徒手矯正で効果のない場合、手術を行なって筋の緊張をのぞき、顔の変形が進行するのをふせぐ。

C 手術後の治療
 幼児の場合は、手術後すぐギブス包帯を頭から胸まで巻き、約2か月後にはずして後療法(徒手矯正、マッサージ、自動運動)を始める。
 



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