脳炎 日本脳炎

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 ★ 脳炎

 症状・経過

@ 意識混濁、けいれん、嗜眠
 日本脳炎では発生は夏期にかぎられている。髄膜炎の症状のほかに意識混濁、けいれん、嗜眠などが加わる。

A 重症の場合は死亡
 日本脳炎では死亡率も高く、後遺症を残すことが少なくない。肺炎を併発することが多いので呼吸数の増加などに注意する。

 検査

 なにより大切なことは、脊髄液の検査である。髄膜炎の場合は、治療上も必要である。

@ ウイルス性髄膜炎のばあい
 健康人では脊髄液は清澄で水様の透明であるが、髄膜炎ではこのなかに細菌が増えて、微塵様混濁が見える。もっと細胞数が増えると、すりガラス、また牛乳を薄めたように濁ってくる。

 微塵様混濁とは、ちょうど戸のすきまから日光が差し込んで、ゴミがおどるように見える状態をいう。

 ウイルス性のばあい、髄液をとることは検査のためばかりでなく、今までの症状がすみやかに消失する場合が少なくない。

A 細菌性髄膜炎のばあい
 化膿すると髄液がおできのうみのようになる。
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B 脳炎のばあい

 まれに髄液に変化のないこともあるが、多くはウイルス性髄膜炎と同様に微塵様混濁またはすりガラス様の混濁をしめす。

 治療

 髄膜炎、脳炎とも病気が脳という場所であることを考えると、すみやかに入院治療することが必要である。

@ ウイルス性髄膜炎のばあい
 いちばん軽いものでも、じゅうぶんな治療をしないと、あとになって、かぜをひくたびに頭痛がしたり、学校の成績が落ちたり、性格の変化たとえば落ち着きがなくなったりする。ひどいときにはてんかんになる。てんかんにならないまでも、脳波を検査すれば変化のあることが少なくない。

 治療を要する期間は2〜3日長くて1週間で熱も下がり、症状もなくなるが、完全治癒まで2〜4週間はかかる。このあいだ安静を保たれなかったりすると、髄液の細胞は再び増加し、治癒が遅れる。

A 細菌性髄膜炎のばあい
 初期に診断され、抗生物質などで適切な治療を行なえば、1ヶ月くらいで全治する。細菌性でも結核性の場合はもっと長く、6ヶ月くらいの治療が最小限必要。

B 日本脳炎のばあい

 特効薬のない現在、治療は対症療法となり、なかなかむずかしいが、40度以上の高熱が続く場合や意識混濁の続く場合は、予後はよくない。

C 麻疹などに続発する脳炎
 日本脳炎と同様であるが、日本脳炎よりは予後はよい。麻疹だけでも高熱が続くので、脳炎の併発が分からないことがある。首を振ったりするような動作があれば注意する。
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 家庭での注意

@ 前述の症状があれば部屋を暗くし、なるべく静かな場所に寝かせ、氷のう、氷まくらをあてるか、肩の方まで冷やさないようにする。嘔吐があるので横を向かせ、誤飲させないようにし(嚥下性肺炎の予防)、すみやかに医師の診察を受ける。

A 入院治療をして症状がなおっても、安静にしていることが必要であるし、急性期には流動食あるいはやわらかい食事を与えること。
 



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