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白血病 赤血球

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 ★ 白血病

 どんな病気か
@ 血液のがん
 白血病血液のがんの代表的な病気で、正常では骨髄の中にのみある幼若な白血球が、骨髄中ばかりでなく、血液中でも無制限に、死ぬまで増え続ける病気である。

A 病気の特徴

 血液中の有形成分である白血病・赤血球・血小板は、胎児のうちは肝臓・脾臓・骨髄・リンパ節でつくられるが、生まれてからは、もっぱら骨髄とリンパ節とだけでつくられる。

 その数は神経とホルモンの作用でよく調節され、細菌感染などが起こらない限り、血液中のこれらの細胞の数と比率は、一定の範囲内にあるようになっている。

 しかし白血病にかかると、まず骨髄で、がん細胞化した白血球がどんどん作られはじめ、やがて肝臓や脾臓の胎児のときの状態を取り戻し、さかんにがん化した白血球の生産に協力するようになる。こうして、血液中の白血球の数は増え続ける。
 
 その白血球の機能の大部分は正常なものではないが、形だけは健康人の骨髄の中にみられる幼若な白血球(骨髄球・骨髄芽球)と似ている。
 
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 白血病にかかると、治療を加えない限り白血球は増え続ける。ふつう1立方_の血液の中に6000〜8000しか見られない白血球の数が、ときとして100万以上にも達し血液は白く見える。白血病という病名は、このことに由来している。

B 注目すべき白血病

 白血病は、現在多くの人々によって血液のがんと考えられているが、次の三つの点で、がんの本態の研究に注目すべき問題を提供している。
 自然発生率が増加しつつある。
 原因として、ウイルスを推定させる根拠がある。
 化学療法が有効である。

C 発生に影響を及ぼすもの

 白血病は原爆被爆者の中から多く発生している。広島の被爆者の白血病発生率は、人口10万に対して最高6.45人で、日本の平均を2倍以上も上回っている。また放射線を取り扱う医師や技師、あるいは放射線治療を受けた患者に発生率が高くあらわれる。自動車の排気ガスの増加、ホルモン剤の乱用などの発生率と関係があると推定されている。

 症状・経過
 白血病には急性型と慢性型がある。

@ 急性白血病
 主症状として発熱、貧血、出血性傾向(皮下などの紫斑、口腔や歯ぐきからの出血、消化管からの出血)があげられる。このような症状が治療されずに放置されると、ふつう数週間〜数ヶ月で死亡する。
 
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A 慢性白血病
 定型的な慢性型の白血病の主症状は、肝臓、脾臓の巨大なはれによる腹部の圧迫感である。この圧迫感は治療しない限りなおらず、数年にわたって継続する。その後、半数は急性型に転化して死亡し、半数は悪液質(栄養状態の悪化)で死亡する。

 最近の白血球の増加は、主として急性型の増加がその原因である。原爆被爆者に発生する白血病の特徴は慢性型が多いことである。また最近は主症状が貧血だけで発病する急性白血病があるので、注意を要する。


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