健康と病気

健康長寿



 ★ 健康長寿のために

 私たちが、毎日なにげなく暮らしているのは、身体の中のいろいろの器官がよく調和をとって働いているからです。たとえば心臓は、他の臓器に血液をおこりながら自分自身をも養っているのですから、これはたいへんな仕事です。そうかと思うと、肝臓のほうは、腸から吸収して運ばれた栄養物の濾過・解毒の役を担いながら、一方では胆汁という消化に役立つ液を腸に送っています。

 腎臓はまた腎臓で、身体中をまわって不要になった血液の成分を体外に排泄始末する、汚物処理場のような汚い仕事を、黙々として行なっています。

 脳は身体の最上部に位置して、これらの仕事がうまく調整できるように、物を考えている。大まかないい方ではありますが、このように一つの身体のなかでも、臓器それぞれが職分に応じて、上下の区別なく、苦情も言わないで働いているからこそ、身体全体としての調和がとれているわけです。

 そのように調和のとれた状態にあるときが健康であり、その状態が損なわれたときが病気といえるわけです。健康状態で、それぞれの器官が円滑に仕事をいとなんでいるときには、人は器官の存在に気づかずにいます。しかし、胸がドキドキしてここに心臓があるのだと気づいたとき、おへその上に痛みがあって、ここに胃があるのだと気がついたときこそ、心臓にまた胃に病気のあるときなのです。
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 数え上げると、病気の種類ははなはだ数多いが、最近では平均寿命が延びて人口構成が壮年から老年層にうつってきたためか、血管の病気とがんとが、残された主たる疾病となりました。

 血管の病気といっても、おもなものは脳血管疾患(脳卒中がその大部分を占める)と心臓血管疾患(冠動脈の閉塞する心筋梗塞が重大)とであるが、わが国ではなぜか脳の血管がおかされる方が、心臓のそれよりも多い。

 日本における平均寿命は、2005年(平成17)の第20回完全生命表によると、男78.56年(歳)、女85.52年(歳)ですが、今後もしがんを征服すれば平均寿命はさらに2年、脳血管疾患を征服できれば5年も延長しうると期待されています。脳血管疾患の治療ないし予防に関する解決は、いまだに古くて新しい今日の医学、明日の医学の問題として重要であるといえるでしょう。

 ところが、この脳血管疾患を引き起こす要因としてもっとも重要なものが、高血圧と動脈硬化です。「人は血管とともに老いる」と昔から言われているように、年齢が加わるとともに、ゴムのように弾力に富む血管も若さを失い、もろく弱くなる傾向があります。

 これがすなわち動脈硬化であって、このような変化は必ずしも全身の血管に一様に、あまねくあらわれるとは限らず、ある部分が特に好んでおかされてきます。

 なかでも、脳、心臓あるいは腎臓のような重要臓器を養っている血管に、この変化があらわれがちである。そうなると、それぞれの臓器の機能が低下し、ついには脳卒中、心筋梗塞、腎不全(尿毒症)へと進行して命取りになります。こうなっては大変ですから、動脈硬化の進行をできるだけ早食い止めなければなりません。

 高血圧の問題では、これも動脈硬化と同様、その多くは原因がはっきり分からない。しかし、ふつうは、高血圧が起こりやすい素質があるところに各種の誘因が加わって発病するものである。したがって、発病の防止は、高血圧家系の人たち同士では結婚を避けて素質を除去することと、生活の中に潜んでいる血圧を高める誘因を遠ざけることに帰結する。

 また、むかしは血圧を下げる確実な手段はなかったが、現在では優秀な降圧剤の出現によって、高血圧の大部分が制御されるようになりました。
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